吉本興業の岡本昭彦社長(52)が、雨上がり決死隊宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題などについて22日、都内で記者会見を行った。

◇一問一答その1◇

-処分の撤回。撤回の理由がはっきりしない。何を持って撤回されるのか

岡本社長 会社の意思です。いろんなタレントさんからいろんなお話を頂戴し、いろんなお話も賜れました。全ては、一昨日の2人の記者会見をやらせてしまったということにおきまして、心苦しい気持ちと、つらい思いをさせてしまったということを踏まえまして、あらためて彼らが、分かった、分かりましたといっていただけるのであれば、ミーティングの席について、きちんとお話しして、そこからやれればよいのではないかと思って。

-それは吉本興業に間違いがあってということ

岡本社長 我々なりには、今回、いろんな経緯がある中で、どこかで思いや気持ちが、あるいは意思の疎通を含めてあったと思います。我々のスタッフでもいろんなことを考えて進めてきてはおりましたけど、その想いが至らなかったと言うことに関して、あらためてミーティングができるということを望みたいです

-処分の撤回の詳細

岡本社長 宮迫君の契約解除の撤回。田村亮君については、会社としては契約解除という話は最終的にはしていませんでしたので、そういう処分については我々も考えておりませんので、あらためて処分を見直して話し合いができればという考えです。

-なぜ引退という話になったか

岡本社長 時系列にもありますけど、7月6日、彼らと直接話をしました。実は、その前日、あるタレントさんから夜の24時くらいに電話がありまして、「宮迫君が引退するということなので、会見をやらせてほしい」という連絡がありました。ついては、僕と話をしたいと。そのタレントさんには「分かった。早い方が良いから、すぐにでも会うよ」と、その時に亮君も話を聞いた方が良いよねということで、6日に2人と会いました。当初はそれぞれで会おうということで、別々にスケジュールを切っていたのですが、宮迫君から2人一緒にという話だったので、4名で会いました。実は、6日の彼らと会う前にも大阪のあるタレントさんから僕のところに電話がありました。内容は同じで、「宮迫さんが引退すると言っています。記者会見を開きたいと言っています」。言ってきた2人とも「引退だけはさせないで下さい。引退しないと記者会見できないのですか?」と「全くそんなことないよ。誰もそんなこと言ってないし」と。その時に、それぞにには「引退はさせないようにする。記者会見は彼らかしたいという思いをきちんとできるように。ただ、それは2人と話して、また報告するね」と話して、彼らと会いました。彼らか会社に来てくれて彼らと打ち合わせをする最初のところだと思いますけど、引退はさせないよ。記者会見はやるよ。でも、時期は会社に一任してほしいと話をしました。

 

岡本社長 僕らの理解では特に宮迫君に関しては引退という話もその場でありました。引退するという会見ということで1回、けじめをつけるじゃないけど、そういうつもりの理解を僕としては感じたので。その前の日も引退をさせないでと言われていたので引退はさせない。会見をする時期だけは、会社に預けてほしいという話です

-社長の言葉で「テープはとってないだろうな」という発言はどういう意味

岡本社長 6月24日、金銭をもらったということまでは、そこで分かったので、そういう被害に遭われた方のお金でありますし、謹慎ということで1回目に出た4名と後に出た7名、計11名で4名、7名別々の部屋で謹慎についてとコメントの打ち合わせなどで話を進めていたところ、2回目の7名に関してはスムーズに終わり、一方、1回目の4人は時間がかかり、関係各所にお伝えする準備をする時間等あるなかで、時間がかかっていると連絡があったので、4人がいるミーティングの部屋に行きました。

- (話をきって)表に出されては困るという思いがあったのでは

岡本社長 「テープをとってん、ちゃうの?」というのはミーティングに参加してその打ち合わせがなかなか進んでいなかったのでしゃべりずらいのか、環境がちがうのか、退席してもらい、1つは冗談で言ったら、全く笑われることもなく。

- それが信頼関係をこわしたのでは

岡本社長 一方で、僕としましては、そこに至る経緯が、そもそも、彼らの「もらってない」ということろから始まったもの。金額等なかなか、判明しないなど、会社としては全力でやりながらもどこかで、お互いに不信感があるのだったら、それは良くないと思いながら、そういう冗談といいますか、和ませると言いますか。でも、そういうことを