作家の志茂田景樹氏(79)が、派手なファッションに身を包み「金ピカ先生」の名で人気を呼んだ元予備校講師の佐藤忠志さん(享年68)との思い出をつづった。

志茂田氏は25日、ブログを更新。佐藤さんの訃報に触れ、「番組でもよく共演したけど 夜の銀座でよくバッタリ遭遇した 深夜は独りで飲んでいることもあった 根は優しい人で この人の心は金ピカではなかったよ」としのんだ。

志茂田氏は、同じ時期にテレビでタレント活動をしていた佐藤さんと番組共演も多く、当時は収録後に酒場に繰り出すなど意気投合したという。芸能界と距離を置いてからも、夜の街で偶然出会うことがあったらしいが、「金ピカの外見とは裏腹に孤独な気配が伝わってきた」と述懐。「68歳かよ 早く逝きすぎたぜ金ピカ先生 僕にとっちゃ佐藤忠志さんよりも金ピカ先生なんだよ 孤独死だっていいんだいいんだ 人間 死にようまで金ピカだったら変なんだよ 金ピカの仏像じゃあるめえし じんわりと視界が霞んできたぜ 眼球が濡れてきたんだよ でもこれで止める 旅立ちだものなっ金ピカ先生 栄華のときを偲んで1杯だけグラスを挙げさせてくれよ」と悼んだ。

関係者によると、佐藤さんは自宅で1人暮らしをしており、地域包括支援センターからデイサービスを受けていた。24日に担当者が訪問したところ返事がなく、警察官が立ち会いの下、室内に入ったところ亡くなっていた。死因は不明で今後、検視を行うという。