解説 大みそかの紅白歌合戦の出場者が14日、都内の同局で発表されたが、平成以降では最少の41組。また初出場8組を除いた出場者の顔ぶれを見ると、昨年と全く同じ。つまり復活出場歌手はゼロ。新鮮味に欠ける印象だが、だからこそ今年は、大きな目玉企画が隠されている気がする。令和初、70回という節目の紅白なのだから。

まず、この日の発表は紅組21組、白組20組と、対戦形式としては半端。NHKの番組幹部は「最終的にはつじつまが合うように仕上げる。良き手法を編み出す」と説明した。今後、新たな出演者の可能性に「41組は現時点で発表できるすべて。今後、視聴者の期待か盛り上がりがあれば別の方も出演交渉する可能性はあるかも」と明かした。昨年インパクトを残した米津玄師には「皆さんの期待が高まれば出演交渉の可能性はあるかも」。朝ドラ「なつぞら」の主題歌を担当したスピッツも「あらゆる可能性を否定せず、交渉する可能性はある」。

来年は東京五輪の年。今年はラグビーW杯の盛り上がりもあった。歌手以外の企画も期待できそうな気がする。

【放送担当=中野由喜】