NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の14日に放送された第34回の平均視聴率が21・2%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第33回の21・6%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、音(二階堂ふみ)が音楽学校のプリンスこと佐藤久志(山崎育三郎)に、歌について相談をしているところに、裕一(窪田正孝)がやってきて、裕一と久志は思いがけず久々の再会をする。裕一がレコード会社の専属作曲家になっていると聞いた久志は、自分の目は正しかったと話す。しかし裕一は半年が過ぎてもコロンブスレコードの専属作曲家としての道は閉ざされたままだった。ディレクターの廿日市(古田新太)からは来季の契約料が半額になると言われる。

憤慨した音はレコード会社に乗り込み、偶然、日本を代表する作曲家の小山田耕三(志村けんさん)に遭遇する。そして裕一の専属作曲家としての採用が小山田からの推薦で決まったことを知る。それで廿日市に直談判した音の粘りで、裕一の契約金は減らされずに済む。さらに裕一もサロンで小山田を偶然見かける。