日本テレビは28日、都内の同局で定例社長会見を行った。

先月22、23日に行われた「24時間テレビ43」について小杉善信社長は「評価は内容と視聴率と募金額の3つがそろって評価になる。非常によく頑張ったと評価している」と話した。

新型コロナウイルス感染拡大を防止するために、恒例だった公道を使ってのマラソンを断念。

「今年はコロナが大きくなる前、この席で、『どんな形であろうが24時間テレビはやる』と申し上げました。批判をしたメディアもありました。その思いは変わっていません。担当するものの気持ちは一緒でした」と明かした。当初は東京五輪とパラリンピックの間の放送を予定していたといい、五輪、パラリンピックの延期を受けて「全ての企画が0になった。テーマを全部変えなきゃいけなくなった」。

メインパーソナリティーやランナー、スタッフにコロナ感染者が出るリスクもあった。一部では、高額なPCR検査を受診しているなどの報道も出たが「ちまたで言われているような高額な検査ではありません」と否定しつつ「私どももPCR検査を受けまして国技館に行った。準備を周到にしてやった」と説明した。

元シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さんらが参加して、安全な私有地を使っての「募金ラン」が実施された。