NHKは16日、都内の同局で、大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」(午後7時30分開始)の出場者発表会見を行った。欅坂46から先月改名したばかりの櫻坂46(さくらざかフォーティーシックス)は、改名後“初出場”を決めて、喜びを語った。

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欅坂46から先月改名したばかりの櫻坂46(さくらざかフォーティーシックス)が、2度目の“初出場”を決めた。改名直後のグループが紅白に出場するのは異例だ。

新グループカラーの真っ白な衣装でメンバー8人が登場した。12月9日発売の改名後初シングル「Nobody’s fault」でセンターに抜てきされた二期生の森田ひかる(19)が、「このたび初出場の機会をいただいて、まことにありがとうございます」と緊張気味にあいさつし、全員で深々と頭を下げた。

16年4月に欅坂46としてデビュー。同年末から昨年まで4年連続で紅白に出場した。今年10月に改名。小林由依(21)は「欅坂では出さなかった私たちの色や、櫻坂として新しい一面を知っていただけるようなパフォーマンスをお見せしたいです」と意気込んだ。

NHK加藤英明チーフ・プロデューサーは「今年10月の改名も話題になり、引き続き活躍している」と評価した。歌唱曲は「Nobody’s fault」が濃厚。欅坂46で全シングルセンターを務めた平手友梨奈(19)が今年1月に脱退後、初の紅白となる。

森田は「うれしいことですが、緊張もしています。でもせっかくの大きな舞台なので、たくさんの方に知っていただけるように力強いパフォーマンスをお届けしたい。今までにやらなかったような振り付けも見せます」と伝えた。“初出場”らしく、過去4年とは違う新しい色を見せる。【横山慧】