漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」(テレビ朝日系で生放送)の決勝が行われ、マヂカルラブリーが優勝し16代目王者となった。

ファイナルステージはおいでやすこが、マヂカルラブリー、見取り図の3組で争われ、7人の審査員の最終投票で3票を獲得した。

ファーストステージで「高級フレンチ」のネタを披露し649点を獲得。2位で進出したファイナルステージでは「つり革」のネタを披露し優勝した。

ボケの野田クリスタルは涙ながらに「最下位をとっても優勝することがあるので諦めないでください!」と17年の決勝で最下位だったことに絡めて呼び掛けた。

17年の決勝では審査員の上沼恵美子に酷評されたが、この日は賞金1000万円を授与され「よかった。ごめんね、3年前。本当におめでとう!」と祝福された。松本人志は「漫才やることの幸せと、漫才見ることの幸せを今回特に感じました。ありがとうございました」と総括した。

番組最後にツッコミの村上は「とってもうれしいです」とにっこり。野田は「えみちゃん、やめないで~」と話し、番組冒頭で上沼が「今年で(審査員)最後」と宣言していたことに触れ笑いを誘った。

今大会は過去最多5081組がエントリー。オズワルド、ニューヨーク、東京ホテイソン、おいでやすこが、見取り図、マヂカルラブリー、アキナ、錦鯉、ウエストランドのファイナリストに、敗者復活戦を勝ち上がったインディアンスを加えた10組で行われた。

野田は「R-1ぐらんぷり2020」で優勝したため、2冠を達成した。

 

過去の王者は次のとおり。

 

第1回(01年) 中川家

第2回(02年) ますだおかだ

第3回(03年) フットボールアワー

第4回(04年) アンタッチャブル

第5回(05年) ブラックマヨネーズ

第6回(06年) チュートリアル

第7回(07年) サンドウィッチマン

第8回(08年) NONSTYLE

第9回(09年) パンクブーブー

第10回(10年) 笑い飯

第11回(15年) トレンディエンジェル

第12回(16年) 銀シャリ

第13回(17年) とろサーモン

第14回(18年) 霜降り明星

第15回(19年) ミルクボーイ