E-girlsが28日、有料配信ライブ「LIVE×ONLINE×ONLINE」を行い、グループとしての約9年間の活動に終止符を打った。

11年4月に、LDH所属の女性グループDream、Happiness、Flowerを中心としたプロジェクトとして始動し、同12月28日にシングル「Celebration!」でデビュー。デビュー記念日でもあるこの日は、同曲をはじめ、代表曲「Follow Me」「ごめんなさいのKissing You」「Love☆Queen」など、グループの歴史をたどる構成で魅了した。

また、同じくこの日で活動を終えるユニット「スダンナユズユリー」もラストパフォーマンスを行った。「OH BOY」や、この日発売のコンプリートアルバムにも収録された「THANK YOU」を披露。YURINO(24)は「本当に宝物。私たちの気持ちも書けましたし、いい反応もいただいているので、アルバムも制作できてうれしいです」。

YURINOと須田アンナ(23)がLDHを離れることから、今後は5人組となるHappinessも、7人体制でラストパフォーマンス。須田は「Happinessがいたから、LDHに入ることも、アーティストになろうとも思えました。今回の決断も受け入れてくれて感謝しています。5人のHappinessを、ファンとして遠くから見守りたいと思います」と涙した。

E-girlsは、グループの形を変えながら、13年から5年連続でNHK紅白歌合戦出場など、同世代の女性を中心に支持を集めてきた。「Smile For Me」や「Tomorrow will be a good day」などでは、メンバー全員が涙ながらにパフォーマンスする場面もあった。

メンバーは今後、それぞれの道を歩んでいく。リーダー佐藤晴美(25)は「ファンの皆さんには寂しい思いをさせてしまうかもしれませんが、いつでもE-girlsの曲を聞いてほしいですし、私たちも元気を与えられる存在でいたいと思います」。

最後に披露したのは、メンバー全員で作詞に携わった最新曲で、グループ最後の楽曲にもなった「eleven」。涙を見せながらも、最後は笑顔で手を振って、数々のファンを熱狂させたステージを後にした。【大友陽平】

◆E-girls(イーガールズ) 11年4月に、LDHに所属の女性グループDream、Happiness、Flowerらを中心に構成したプロジェクトとして始動し、同12月にシングル「Celebration!」でデビュー。「E」はEXILEに由来。代表曲は「Follw Me」「ごめんなさいのKissing You」など。13年から5年連続でNHK紅白歌合戦出場。17年7月、Dreamの3人が卒業し、佐藤晴美をリーダーとした、SAYAKA、楓、藤井夏恋、YURINO、須田アンナ、鷲尾伶菜、坂東希、石井杏奈、山口乃々華、武部柚那の11人組のグループに。