大手芸能事務所ワタナベエンターテインメント所属芸人らが出場する「お笑いABEMA CUP2021~ワタナベNo・1決定戦」で初優勝したお笑いトリオ、ゼンモンキーが15日、オンラインで取材に応じた。

結成1年目で、ヤザキ(24)荻野将太朗(24)むらまつ(24)のトリオ。最終決戦で双眼鏡を用いた「捜査とのぞき」のネタを披露し、審査員と視聴者による投票で6票のうち、3票を獲得した。優勝を決めると全員が両手をあげて喜びを爆発させた。ヤザキは「まさか優勝できるとは思っていなかった。やりきったなという気持ち。本当にうれしいです」。荻野も「現実味がなくてフワフワしています」と喜んだ。むらまつは「自分のやるべきことを一生懸命やりました」と全力で臨んだことを振り返った。

優勝賞金の100万円の使い道について、荻野は「YouTubeとか始めたのでいいカメラ買いたいです」と3人での今後の活動に生かしていくという。

結成1年目での快挙について問われると、ヤザキは「荻野がネタ書いている。こいつがネタ書いてくれたからです。おれら(ヤザキとむらまつ)はもらったネタをげらげら笑う。『ありがとう』と言う。(ネタ)やる、です」と荻野に感謝した。

荻野は照れつつも「頑張りました。才能はないです。(2人と組んだのは)ぼくの一目ぼれです」と明かした。

また、尊敬する先輩を問われるとヤザキは、お笑いコンビ、ハライチ、むらまつはイモトアヤコ、荻野はお笑いトリオ、ハナコの岡部大とそれぞれ事務所の先輩の名を挙げた。

同大会は、同事務所所属の芸人だけでなく、アマチュアやフリー含めて総勢339組、640人が参加。決勝に進出したのはアントワネット、Aマッソ、金の国、Gパンパンダ、新作のハーモニカ、ゼンモンキー、土佐兄弟、ファイヤーサンダー、四千頭身、リンダカラーの計10組。出場10組が3ブロックにわかれて、各ブロックの1位同士が最終決戦で王者を決めた。

最終決戦に進出したのは、ゼンモンキー、ファイヤーサンダー、四千頭身の3組。ゼンモンキーは双眼鏡を用いた「捜査とのぞき」のネタ、ファイヤーサンダーは「全裸フルマラソン」のネタ、四千頭身は「声優をやりたい」のネタを披露した。

優勝賞金100万円、「ABEMA」冠特番出演権をかけて白熱のお笑いバトルを繰り広げた。審査員はふかわりょう、アンガールズ田中卓志、プロデューサーの小松純也氏、テレビ朝日プロデューサー加地倫三氏、テレビ東京プロデューサー佐久間宣行氏が務めた。