シンガー・ソングライター八神純子(63)が、全国5カ所のZeppライブツアーを行うことになり20日、チケットの一般発売がスタートした。

「No matter what, I SING~Zepp round2」と題した公演は4月10日の福岡から同17日・大阪、同24日・東京ダイバーシティー、5月4日・札幌、同15日・名古屋の全5カ所。新型コロナウイルス対策を万全にして行う。バックバンドは、レベッカのギタリスト是永巧一が率いる「LearnTo Fly」が務める。

八神は、制作中のニューアルバムや今までライブでは歌ってこなかった曲もセレクト。「攻めまくるライブを目指す」と話している。

コロナ禍で八神は「No matter what, I SING~何があっても私は歌う」と題した配信ライブや渋谷・オーチャードホールでの有観客公演を続けてきた。

今回のZeppツアーもいまだにコロナ収束が見えない中で決断。観客の不安を解消しようと「立ち見」が定番のZeppでも着席とし、入場者数は定員の50%に抑える。検温、消毒はもちろん定期的にドアを開けて換気を行い、トイレでの密を避けるために休憩時間も設けないなど、できる限りの対策を講じる。

八神は「ライブに行って大丈夫かな、という不安もよく分かるので中止も考えました。でも今やらなければ、音楽という文化が消えてしまうかもしれないという危機感が私にはあります。こんな時こそ私の歌を聞いてただきたい。LearnTo Flyとの共演も初めてなので、どんなライブになるのか私自身、とても楽しみです」と話している。