浅田美代子(65)が31日、東京・新宿文化センター大ホールで行われた第30回日本映画批評家大賞授賞式で助演女優賞を受賞し「長い間やっていて、役者で初めての賞…メチャクチャうれしい」と涙した。

受賞対象作「朝が来る」で、特別養子縁組をあっせんするNPO法人の代表を演じた。河瀬直美監督とは15年「あん」で縁があり、その縁をつないだのは18年になくなった樹木希林さんだった。「縁をくださった樹木希林さんの着物を着てきました」と涙で声を詰まらせながら語った。

TBS系ドラマ「時間ですよ」の新人オーディションに合格したことを機に、1973年(昭48)にデビューして48年。俳優として初の栄冠に「緊張して何を言っているか分からない」と、うれしさをかみしめた。