生活保護受給者や路上生活者(ホームレス)に対する発言が差別的として問題となっているメンタリストDaiGoが12日深夜、自身の公式YouTubeチャンネルで生配信を行い、批判について言及した。

DaiGoは、差別発言と炎上している配信が、「超辛口」と題して行ったことを弁明しながら「本当にそういうやつのことを殺せっていっているわけじゃなくて、人間っていっちゃ悪いんだけど、1人1人からみたらどうでも良い人間っていますよねっていう」と独自の理論を展開し、謝罪しない構えをみせた。

さらに「自分の家族とホームレスと、どっちかの命しか救えませんってなったら、自分の家族を救うじゃないですか。命は平等っていうけど、優劣は全然ある」と論理のすり替えとも言える例を持ち出して自身を正当化した。

自身は多くの税金を払っているため、生活保護受給者や路上生活者(ホームレス)を救済していると話し、「ぼくら1人1人から見たら、意味がない人間っていますよね。僕からしたら、猫が好きだし、猫の方が人生にとって重要度が高いので、生活保護の人たちとか、ホームレスの人たちに、保護するお金とかを出すんだったら、社会的にそうするべきっていっているわけではないですよ、個人としては、猫の方に税金使って欲しいって思っちゃうけどっていう話をしたってことですよ」と主張した。

この発言はツイッター上でも大きな注目を集め、「DaiGo」「ホームレス」「優生思想」「生活保護」「人間と猫の命」といった関連ワードがトレンドに入った。「恐ろしく危険な優生思想」「優生思想に基づく生活保護利用者やホームレスへの排斥は言語道断すぎる、許されない」といった声が寄せられている。 DaiGoは、7日の自身の公式YouTubeチャンネルで、「【超激辛】科学的にバッサリ斬られたい人のための質疑応答」と題して視聴者からの質問に答える形式の生配信を実施。

「ぼくは生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めている訳ではないからね。生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救って欲しいとぼくは思うんで。生活保護の人たち生きていてもぼく得しないけどさ、猫はさ、生きていたら僕、得なんで」「自分にとって必要がない命はぼくにとっては軽いので。ホームレスの命はどうでもいい。みんな思わない? どちらかといえば、いない方が良くない? ホームレスって」「邪魔だしさ、プラスにならないしさ、くさいしさ。ね。治安悪くなるしいない方が良いじゃん。猫はかわいいじゃんって思うけどね、ぼくはね」などと発言を繰り返して物議を醸していた。