DREAMS COME TRUEの中村正人(63)が5日、新シングル「次のせ~の!で -ON THE GREEN HILL-」の売り上げがワースト記録を更新していると明かし、ファンに「なる早のご購入をお勧めします」と異例の呼びかけを行った。

中村はこの日の投稿の最後に、「PS 必死のパッチ・マサからのお願い」として、「NEWシングルCD、ご購入をお考えのベイビーズはなる早のご購入をお勧めします。ドリカムのCDを取り巻く状況は厳しくCDショップから返品となる前に是非。なんせワースト記録更新なもので(大粒の涙)」と明かした。

翌6日の投稿で、多くのファンから寄せられたコメントに感謝し、「あんなことまで言うべきかめちゃめちゃ迷ったけど伝えてよかった」と中村。「CDを聴くためのプレイヤーも環境も激減しているのは重々承知」と、音楽配信サービス等の普及によりCD不況が続く音楽業界の現状について触れ、「だからアートワークもそれだけで価値があるものまで高めたしカラオケも2ヴァージョン収録した」という。「でもそこに買うだけの価値を見出してもらえないとなると これ、俺たちの価値そのものだと吉田さんと話した」と、ボーカルの吉田美和と話し合った内容についても明かした。

また、緊急事態宣言解除にともない再開されるツアー「DREAMS COME TRUE ACOUSTIC風味 LIVE 総仕上げの夕べ 2021/2022~仕上がりがよろしいようで~」で演奏予定のセットリストについて、「どれもこれも最高で、ひとりでも多くの人に伝えたくて」とした上で、「ドリカムのポピュラリティーが下がることで多くの人にそれら楽曲が届かず これから一生聴かれないで終わってしまうことがあるなんて悔しくてしょうがないと思ったよ」と吐露。「だから、ベイビーズの熱盛りバックアップと共に10001回目を目指して頑張るよ」と、ヒット曲「何度でも」の歌詞にからめて意気込みをつづった。