サザンオールスターズ桑田佳祐(65)が9日、レギュラーパーソナリティーを務めるTOKYO FM「やさしい夜遊び」(土曜午後11時)に出演し、先月30日に敗血症性ショックのため90歳で亡くなった作曲家すぎやまこういちさんを追悼した。

すぎやまさんとの面識はなかったというが、歌謡曲ファンを公言している桑田は、ライブでたびたびザ・ピーナッツ「恋のフーガ」などを歌い、すぎやまさんの曲を愛した。桑田はこの日のラジオでも、すぎやまさん作曲の「亜麻色の髪の乙女」やザ・タイガース「モナリザの微笑」の曲名をあげながら、「すぎやまさんのラジオ聞いててね、好きでした」と告白。「我々の幼少期はザ・ヒットパレードっていうのがあってね。クレイジーキャッツとか、中尾ミエさんとか、みんな出てこられて、歌を覚えたもんだ。すぎやまこういちさんはヒットパレードの企画というんですか、もう偉大な作曲家。私より若い、私の息子なんかからすれば『ドラゴンクエスト』とか作られて…」と、フジテレビディレクター時代からのすぎやまさんの功績を回想した。

桑田は「本当に偉大な作曲家が逝ってしまわれた」と追悼し、「謹んでかけさせていただきたいと思います。作詞なかにし礼さん、作曲すぎやまこういちさん」と紹介しながら「恋のフーガ」をオンエア。曲が終わると「すぎやまこういち先生のご冥福を謹んでお祈りいたします」と語った。