女優芦田愛菜(17)宮本信子(76)が、映画「メタモルフォーゼの縁側」(狩山俊輔監督、来年初夏公開予定)でダブル主演を務めることが24日、分かった。BL(ボーイズラブ)でつながる“58歳差”の親友役を務める。

鶴谷香央理氏による同名漫画が原作。芦田演じる、人付き合いが苦手な17歳の女子高生・佐山うららと、宮本演じる、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳・市野井雪が、BL漫画をきっかけに58歳の年齢差が埋まり、その友情を描く物語だ。

「最初にお話をいただいた時、まず『BLとは何のことですか?』と質問させていただきました」という宮本だが、原作について「鶴谷さんの絵があたたかくて、やさしくて、すてきでした」。芦田も「読めば読むほどあったかくて元気になるような、いとおしくて抱きしめたくなるような作品だと思いました」と絶賛している。

2人の共演は、11年公開の映画「阪急電車~片道15分の奇跡~」以来2度目。当時は宮本の孫役を演じた芦田は、10年ぶりの共演に「今回はお友達役。うららの気持ちをスッと引き出していただいたような気がします」と感慨深げに話した。