高橋和也(52)が16日、東京・丸の内TOEIで行われた映画「雨に叫べば」(内田英治監督)プレミア上映会で「俺、アイドル俳優だったよ」と断言し、かつて男闘呼組のメンバーとしてアイドルだったことを強調した。

高橋は劇中で、主演の松本まりか(37)が演じる新人の女監督・林花子が撮影に臨んだ、エロ映画の制作プロデューサー橘芳正を演じた。ぬれ場で前貼りを嫌がるアイドル俳優瀬川新二を演じた須賀健太(27)が「アイドル俳優って何ですか? アイドル俳優って肩書が…」と首を傾げると、高橋は「昔、俺がそうだったよ。アイドル俳優だったよ」と答えた。須賀が「先輩ですね」と返すと、高橋は「だって、当時の明星だとか、ヘアカタログとか、俺が出てたでしょう?」と、須賀が役作りの際にモデルにした当時の雑誌に、男闘呼組時代の自分の写真が掲載されていたであろうことを強調した。

須賀は「写ってましたね。アイドル俳優ってくくり、初めてだったんで、どうしよかなと思ったんですけど…やっぱり、肩パットと髪形で一気に、こういう方向性なのかな、とつかんだ」と納得の表情を浮かべた。2人の話を聞いていた内田監督も「和也さんもね、アイドルやっていらしたんで、踊りのシーンとかあるんですけど、スタッフに『和也さん、踊りのシーンとか半端ないぞ』と言ったら『俺、ロックバンドだったんだよね』って」と言い、笑った。

「雨に叫べば」は、1988年(昭63)の、とあるスタジオの撮影現場でエロ映画の撮影に臨んでいたが、意味不明の理由でテイクを重ね、ベテランスタッフたちから洗礼を受けていた新人の女監督・林花子(松本)の苦闘を描いた。高橋は、同じ88年に公開された、男闘呼組の主演映画「ロックよ、静かに流れよ」で映画に初出演しており「1本目の映画が88年。当時は『この人、何が本職だろう』というような、が怪しい人がたくさんいた」と当時を懐かしそうに振り返った。

その上で「時代が元気で、イケイケで、映画を作る時は、ものすごく熱くなった。脚本に熱気があふれていた」と、内田監督が自ら手掛けたオリジナル脚本が、当時の時代性をしっかり落とし込んだものであると説明。その上で「こんな時代だったな、という人もいるし、知らない人は圧倒されるのでは。かなり過激ですから」と作品を評した。

須賀も「僕は平成生まれですので、この映画の世界観を実際に体験したことはないんですけど、この映画を通して体験できて、うれしく思います」と笑みを浮かべた。