吉本興業所属のお笑いコンビ、ガーリィレコードらで配信しているYouTubeチャンネル「ガーリィレコードチャンネル」が25日に48時間生配信企画「~100万人目前企画~ハンバーガー1000個食べるまで終われま1000」を行う。現在約93・4万人を誇るチャンネル登録者数の100万人到達を目指して考案。このほどメンバーの高井佳佑(29)、フェニックス(29)、太郎(29)、雨野宮将明(29)の4人が取材に応じ、意気込みや同チャンネルへの思いを語った。

企画内容は単純明快。48時間の生配信の中で、4人でハンバーガー1000個を食べ尽くすというものだ。フェニックスは「もうすぐ(登録者数)100万人だねという話をしていて、気づいたらこの企画になっていました」と振り返り、雨野宮は「数字と語呂で決まった部分はある」と笑った。

4人は東京吉本総合芸能学院(NSC)時代の同期。ガーリィレコードとしてコンビを組んでいる高井とフェニックスに、現在はピンで活動中の太郎と雨野宮が加わって17年7月にチャンネルは始まった。説明に「毎日ホームビデオをあげているだけです!」とあるように、基本的に動画は編集なしで毎日投稿する。モノマネを交えながらボケる動画などが若年層を中心に人気で、米津玄師の名曲「Lemon」を歌う高井がクッションを持ちながら雨野宮に蹴られる様子を映した「ミット持ちする米津玄師」は再生回数1180万回を突破。チャンネル内で考案されたゲーム「気配斬り」はテレビ番組でも取り上げられるなどし、登録者数は増加。広告料収入も増え、今では4人全員がアルバイト生活から脱出した。

雨野宮は「たまたまうまくいっただけで、登録者数が80、90万人にまでいった時は怖くて。100万人に近づくにつれて、それにふさわしいチャンネルなのかどうかも考えるようになった」と語る。もともとは「できなかったからこうなった」という編集なしでの投稿は、周囲から「とがっている」と言われることも。「悪い言い方をすると楽をしているようにも見られているかもしれない。そういったこともあって、今回挑戦してみようかとなった」と話した。

芸人兼ユーチューバーの肩書にも可能性を感じている。今ではYouTubeがきっかけで4人での営業などが入ってくることもあるといい、雨野宮は「新しい形だと思います。これが長く続いた先に何があるのか。自分らの子どもができた時にチャンネルを継がせて、一番長く続いている老舗チャンネルとしていけるかもしれない。もしかしたら1000年続いているとか、そんなチャンネルにしていきたい」。

そんな中で目指す大台の登録者数100万人突破。今回の挑戦では、単純計算で48時間で1人あたり250個のハンバーガーを食べる。太郎は「僕のおなかを満たしてみろよと思いますね。追加で5000個くらいいくかもしれない。ひとつ食べるごとにひと笑いを狙いたい」と強気に語った。クリスマスの聖夜に、まずはハンバーガーで大暴れする。【松尾幸之介】