2022年東映ラインナップ発表会が3日、都内で行われた。席上で、Koki,(コウキ=18)が女優&主演デビューを果たしたことでも話題の、18日公開の「牛首村」(清水崇監督)に連なる20年「犬鳴村」、21年の「樹海村」の「恐怖の村シリーズ」3部作に続く、新たなホラー映画シリーズが製作されることが明らかになった。

「孤狼の血 LEVEL2」も企画したことで知られる、紀伊宗之プロデューサーは「1年に1本、作るのは本当に大変。東映の諸先輩たちは週に2本立てを毎週、作っていた。どうやって作っていたのかな? と思うくらい1年に1本、公開するのは大変です」と、東映の歴代の製作者にリスペクトしつつ、「恐怖の村シリーズ」の製作の大変さを語った。その上で「おまけに、3本続けてコロナの真っただ中、本当にムカつく。コロナに負けずにヒットできればいい」とコロナ禍で撮影が困難だったことも吐露した。

そして「東映は長き(歴史の中で)先輩たちが、ジャンルを作ってきた会社だと思っています。ヒットシリーズが、たくさんあって。そういう中で、シリーズ3作をやらせてもらったんですけど、何か新しいホラーのシリーズを作りたいなと思っています」と口にした上で、用意していたティザー映像を公開した。映像は、海の中に十字架が突き刺さったシーンに「恐怖の新シリーズはじまる。」「えっ、マジ?」などの文字が流れた。

紀伊氏は「“村シリーズ”と角度を変えて、新しいものを作っていきたい」と力を込めた。司会のLiLiCo(51)とフリーアナウンサーの荘口彰久(53)からは繰り返し、質問が出たが、紀伊氏は「いやいや、言えない。まだ言うなと言われている」とかわした。ただ、撮影時期についてだけ「春にはします」と明かした。シリーズ化は確定か? と問われると、紀伊氏は会場後方に座る東映首脳陣に視線を送り「ヒットしなかったら、あそこら辺にいる人が、やめろって言ってきます」と笑った。

紀伊氏は、LiLiCoから「司会をやるから、東映作品に出られるんじゃないかと」と出演をリクエストされると「出て下さい! ゾンビとか、いっぱいあるんで」とゾンビ役を提示。これには、LiLiCoも「このままで行きますから!」と苦笑した。