NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の3日に放送された第86話の平均世帯視聴率が17・2%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、ひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)は、完成した映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」を一緒に見に出かける。大月家に帰ってきてもなお興奮冷めやらぬ様子の2人を、るい(深津絵里)や錠一郎(オダギリジョー)はほほ笑ましく眺める。そして夏祭りで五十嵐はひなたに風鈴を買ってあげ、プロポーズする。

それから8年の時が流れて、1992年。ひなたの弟の桃太郎(青木柚)は高校に入学し、ひなたは27歳になった。時代劇や映画村を取り巻く環境は大きく変化し、収益が減っていった。五十嵐も大部屋のままだった。