フジテレビとフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は16日までに、両社を兼任する金光修社長(67)がFMH社長に専念し、港浩一共同テレビ社長(70)がフジテレビ社長に就任することを内定した。来月の株主総会を経て正式に決定する。

この日、港氏は日刊スポーツの「おめでとうございます」という声に対して「ありがとうございます。まだ、内々定ですが」と答えた。「期待しております。ぜひ、インタビューをお願いします」という取材依頼には「ありがとうございます。頑張ります」と話した。

港氏はディレクター、プロデューサーとして「夕やけニャンニャン」「とんねるずのみなさんのおかげです。」などを担当。フジテレビ専務を経て、15年に共同テレビの社長に就任していた。とんねるずの木梨憲武(60)が「小港さん」としてものまねすることから、お茶の間でも知られている。

港社長誕生で、編成を大多亮常務(63)が担当することも分かった。大多氏は「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」など、大ヒットしたトレンディードラマのプロデューサーを務めたことで知られる。港-大多という、バラエティーとドラマのヒットメーカーコンビで視聴率アップを目指す。

金光氏は19年からFMH社長、昨年6月からフジテレビ社長も務めていたが、再びFMH社長に専念する。

フジテレビとFMHの副会長を兼任していた遠藤龍之介氏(65)はフジテレビに専念。来月から日本民間放送連盟会長に就任する。