今秋スタートの次期NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」を制作するNHK大阪放送局は3日、新たなキャストとして、高杉真宙(25)らを発表した。

今回は、福原遥(23)演じるヒロインの大学仲間の発表で、高杉は大学の人力飛行サークルで、人力飛行機「スワン号」の設計を担当する刈谷博文役。設計に通じ「なにわの天才」と称される大学3年生の設定で、朝ドラ初出演。

同局を通じ「撮影はもう開始しているのですが、現場の皆さんの遊び心とともに作品を作り上げているという感覚が楽しく、時間があっという間です。緊張感を持ちつつ、丁寧に演じたい」とコメントした。

番組の熊野律時チーフ・プロデューサーは、高杉の起用について「頭がよくて、こだわりの男。高杉さんなら、魅力的に演じてもらえるのではないか」と期待感を語った。

また、スワン号のパイロットを務める2年生、由良冬子役は吉谷彩子(30)。吉谷は3度目の朝ドラ出演で「うれしさはもちろん、楽しみで毎日台本を握りしめながら寝ていました」と喜びの声を寄せた。

サークル代表の鶴田葵役には、朝ドラ初挑戦の足立英(すぐる、28)が抜てきされた。足立は、朝ドラを機に役者の道を志したといい「いまだに夢のよう」と興奮しつつも「地に足をつけて大空を目指します」と意気込んだ。

音楽担当は、「マッサン」でも担当した富貴晴美さんに決まった。

今作は、空とパイロットにあこがれを抱き、夢を追うヒロイン岩倉舞を描く。時代は90年代から現在、ものづくりの町として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。長崎ロケなども順調に進み、高杉らの出演は放送開始4週以降になるという。