日向坂46渡邉美穂(22)の卒業セレモニーが28日、東京国際フォーラムホールAで行われた。メンバーの卒業セレモニーはグループ初。全メンバー22人が総出演し、涙しながらパフォーマンスした。

渡邉は冒頭の「ハッピーオーラ」で、ステージ上の階段から登場した。序盤のMCでは「ここ2年くらい? (コロナ禍などで)メンバー全員がそろったライブがなかったですよね。いろいろ重なったりして。私の最後のステージで、22人そろって、持ってるなって思います」と笑顔を見せた。「全員で最後まで楽しく過ごせたらいいなと思います」と呼び掛けた。

高3だった17年8月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に二期生として加入。約5年間の活動の集大成だ。中盤では「半分の記憶」などの同期の二期生楽曲だけでなく、三期生と「Right?」、一期生と「それでも歩いてる」をパフォーマンスするなど一夜限りの演出を披露。終盤の「誰よりも高く跳べ!2020」では、間奏前でキャプテン佐々木久美(26)が叫ぶパートを任され、「おひさま~! 跳べ~!」とファンに向かって絶叫。感極まって目に涙を浮かべた。

アンコールでは水色のドレス姿で登場。スピーチしてファンやスタッフ、メンバーに感謝を伝えた。二期生からのサプライズで、富田鈴花のピアノ伴奏で「君のため何ができるだろう」を歌われると、「サプライズ、弱いんだよね~」と大泣きし、同期9人で身を寄せた。

ラストの「JOYFUL LOVE」を歌い終えると、1人ステージに残ってファンにあらためて感謝を伝えた。「たくさんの思い出をありがとうございました。これからも皆さんの人生がよりよいものになることを願っています」と伝えた。さらに「そしてどうか、私の大好きな日向坂46を、私のいたこのグループを、これからもみなさんで守り続けてください! あらためて、本当にありがとうございました」と笑顔で呼び掛け、大きな拍手を浴びた。