実業家のローランド(29)が30日、都内で行われたシンポジウム「VCTECミライ会議」に出席し、ビジネスでのNFT活用の可能性などを語った。

「1年で市場が2万倍に成長! 新たな価値を生み出すNFT」と題された第1部に登壇し、NFT販売などを行っているタレントの古坂大魔王、ソーシャルメディアインフルエンサーのイケハヤ氏、メタバースエンジンなどを開発する、さわえみか氏らとトークを繰り広げた。

ローランドはNFTについて深く知っているわけではなかったというが、トークを進める中で仕組みを知ると「なるほど、面白いですね」と前のめりに。アバターを使ったメタバース上でのやりとりが取り上げられると「僕は美容事業をやっているので、自分の見た目を出さなくていいとなると美容はいらなくなっちゃうかも」と危機感を口にする場面もあった。

自身の将来の夢については「サッカークラブを経営したい」と語り、その上で「サッカーはNFTとすごく親和性のあるスポーツだと思いました」と力を込めた。サッカーでは得点シーンの映像などもNFTとして売り出すことが可能なことから「マラドーナの5人抜き動画とかいくらになるんだろう。買っちゃうかもしれない。俺、持ってるぜって言いたいですもん」と笑顔で語った。

イベント後には「最初はぼんやりとしていたけど、ビジネスでの正しい生かし方とかも聞けたので。経営者として取り入れていきたいなと思いました」と感想を語っていた。

同イベントは、日本テレビが4月に分社化したVTuber事業などを行うClaN Entertainmentと、DMMが共同で行うオンラインビジネスフェス「VCTEC2022」(7月1日~14日)に先駆けて両社が共催したもの。メタバース(仮想空間)やNFT、SNSマーケティングについて、有識者らが集まって語った。3部制で「SNSマーケティング バズらせ相談会」と題された第2部にはオンライン配信アプリ「SHOWROOM」の前田裕二社長らが登壇。「100兆円市場!メタバースが巻き起こすビジネス革命」と題された第3部にはVRアーティストのせきぐちあいみ氏らが出席した。