TBSの安住紳一郎アナウンサー(48)が3日、同局ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜午前10時)に出演。来週10日の参院選投開票を前に、放送局で仕事をする者としての心得を語った上で、選挙期間中の報道対応を注意するあまり、3日朝のスタジオ入りで失態をおかしたエピソードを明かした。

この日のスタジオ入りの際に、“大物政治家”と思われる人物が数人の付き人を引き連れて大股で歩いている姿を見かけたという。選挙期間中のため、安住アナは「なんとなく選挙が近づくと立候補者とはあまり目を合わせたくない。平等に放送をしている関係もあり、この時期は私自身できる限り候補者から避けるようにしている」と説明。

普段の心掛け通り、逃げるように素通りしたところ、すれ違う“大物”から「あ、安住くんじゃないか、安住く~ん」と呼び掛けられた。安住アナは自分自身の心得に従って気付かなかったふりをして静かに通り過ぎたという。

ところが、その後に冷静に来客の入館記録などを確認したところ、すれ違った人物が、元巨人内野手で、横浜で監督経験もある中畑清氏(68)だったことが判明。中畑氏はこの日午前放送のTBS系「サンデーモーニング」(午前8時)にコメンテーターとして出演していた。2010年(平22)5月の参院選に出馬経験があるものの、今回の選挙とは無関係だけに安住アナは番組内で反省の弁を語った。

安住アナは「半ば無視をするようにそそくさと去ってしまいました。『絶好調男』にすごく申し訳ないことをしたと思って、今度謝りに行こうと思います」と反省していた。