21日に放送された中島裕翔(28)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10時)の第2話の平均世帯視聴率が4・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と22日、分かった。

前回の4・8%より0・5ポイント、ダウンした。

平均個人視聴率は2・4%だった。前回の2・6%より0・2ポイント、ダウンした。

中島は教師役に初挑戦、初共演となるヒロイン役の吉川愛(22)と、決して一線を越えてはいけない禁断の恋を描く。

同ドラマはオリジナル作品。「愛は、純粋すぎると毒になる」がテーマ。第1章では青春と純愛とサスペンスを描く。高校を舞台に中島演じる新任音楽教師・新田正樹が、吉川演じる女子生徒・和泉冴と絆を深めていくが、本心で向き合えないまま決別する。

第2章では大人のドロドロの人間関係が展開するストーリー。5年後に、2人はひょんなことから再会するが、中島には妻がいた。微妙で繊細な関係性が次第に周囲を巻き込み、やがてディソナンス(不協和音)を生み出し破滅へと向かう。

第2話で、正樹の大学時代の先輩で、桐谷高校を突然辞職したまま行方がわからなくなっていた元音楽教師の小坂由希乃(筧美和子)が遺体で発見された。殺人事件を視野に捜査を開始した警察は、桐谷高校を訪れて教職員から話を聞くとともに、残されたままだった由希乃の私物を押収していく。2年3組担任の加賀美(眞島秀和)は、冴や慎太郎(高橋優斗)ら生徒たちに由希乃のことを伝えた。副担任の正樹は、ショックを受けてぼうぜんとしている冴を見つめる。

夕方、正樹が音楽室を訪れると、そこに冴もやってくる。そこで一緒にピアノを弾くふたり。「どうして死んじゃったんだろう」。冴は、ピアノを弾く手を止めて正樹に尋ねた。すると正樹は、死亡原因は解剖して調べないと分からないと返す。冴は、兄の恋人でもあった由希乃が殺されてもどこか冷めた態度の正樹が理解できなかった。

あくる日、実家を訪れた正樹は、学校法人立秀学園の理事長を務める父秀雄(神保悟志)に、後を継ぐ気はないと告げる。それに対して、殺人事件が起きるような学校はろくなものじゃない、と言い放つ秀雄。正樹はそんな父に、亡くなったのは兄の幸助がずっと付き合っていた女性であることを告げ「結局、兄貴のことだって大して知らないんだな」と言い残して出て行く。

数日後、3者面談が行われる。冴は、加賀美から「指定校推薦枠に推せる」と言われて喜んだ。