メーガン妃(41)が、2018年秋に英国のヘンリー王子(38)と結婚後初となったロイヤルツアーでオーストラリアやニュージーランド、フィジーなどを訪れた際に、「これでお金がもらえないなんて信じられない」と報酬が出ないことに不満を漏らしていたと報じられた。

英ロンドン・タイムズ紙の王室担当記者バレンタイン・ロー氏の新著の中で、大盛況だったロイヤルツアーの舞台裏について綴られていることが分かった。英テレグラム紙など複数のメディアがその内容を伝えている。

複数のスタッフの証言によると、多くの人から祝福されて握手をするなどしていたメーガン妃は「注目されることを楽しんでいた」というが、一方で「ギャラがもらえない」と口にしているのを聞いたと証言しており、当時第1子を妊娠中だったメーガン妃はスタッフを怒鳴ることなどもあったという。「非常に扱いづらい女性を相手にしている」と話すスタッフもおり、メーガン妃のスタッフに対するいじめ疑惑についても言及している。

他にも、民間企業からの無償の贈り物は受け取れないという王室の厳格な決まりに従い、スタッフがメーガンに贈られた衣装や宝石の受け取りを拒否した際も、不満を漏らしていたという。あるスタッフは、ケンジントン宮殿には絶えずメーガン妃宛ての贈り物が届いていたと述べている。ハリウッドの女優から王室に嫁いだメーガン妃にとって、ロイヤルツアーの意味が分かっていなかったと著書の中でロー氏は指摘している。

また、同氏は結婚前の2人の関係についても明かしており、交際を始めてまだ日が浅かった2016年10月に「自分が恋人だと公表しなければ、別れる」とヘンリー王子に交際を宣言するよう迫っていたことになども書かれているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)