今年で15回目を迎えた「東京ドラマアウォード2022」の授賞式が25日、都内で行われ、連続ドラマ部門のグランプリをTBS系「最愛」が獲得、主人公を演じた吉高由里子(34)が主演女優賞に輝いた。

主演男優賞は、フジテレビ系「ミステリと言う勿れ」の菅田将暉(29)が受賞した。司会の俳優石坂浩二から「新しい芝居。天才菅田」と絶賛された菅田は「原作が素晴らしいので、正しくセリフを伝えることで、このドラマを成立させようと思いました」。

助演女優賞は、フジテレビ系「やんごとなき一族」の松本若菜(38)。衝撃的な変顔などの怪演から「松本劇場」と言われるほど、高い評判を呼んだ。松本は「ほかのキャストのみなさんに負けないように楽しみながら演じられました」と振り返った。

助演男優賞はNHK「カムカムエヴリバディ」のオダギリジョー(46)。「トランペットの練習が大変でした。でも、朝ドラはそんなもんだと言われ、頑張ろうと思いました」。オダギリは、脚本、演出、編集まで行った、NHK「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」が、単発ドラマ部門のグランプリに輝いたことに「好き勝手に書かせていただいた。構想は10年ほど前くらい。いろいろな役をやらせてもらったので、あとは犬ぐらいしかないのかな。犬を通して人間を描ける、犬だからこそ言えると考えました」。豪華キャスト陣については「NHKはギャラが安いから出てもらえました」と笑いを誘った。

同アウォードは日本ドラマの海外発信を目的に08年に創設された。