EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS岩田剛典(33)が9日、広島市内の上野学園ホールで初のソロ全国ツアー初日公演を行った。
パフォーマーとも、役者とも違う“岩田剛典”が、ステージに登場した。ペンライトも拍手も、今日はひとり占めだ。昨年9月に歌手デビューし、先月12日発売の初アルバム「The Chocolate Box」を引っ提げての初ツアーは「Ready?」でスタート。「盛り上がっていきましょう!」。あおるのもMCも、このステージは1人で行う。キレのあるダンスとともに、甘い歌声を響かせ「初日です。今夜だけは、仕事も学校も家庭も全部忘れて、この一瞬一瞬を焼き付けていってください!!」と呼びかけた。
昨年立ち上げたソロプロジェクト「Be My guest」の一環として、歌手活動も始めた。キャリアは12年になるが、歌手としては「駆け出しの新人です! デビューして1年でこれだけの規模でツアーができるというのが普通じゃないということもよく分かっているので、感謝の思いと、来ていただいたお客さんに、自分なりに精いっぱいのクオリティーのパフォーマンスを追求していきたいという思いで、リハーサルから臨んできました」。
EXILEのツアーや役者業の合間をぬって、約2カ月にわたってリハーサルも重ねてきた。「右も左も分からないわけではないし、右も左もある程度分かる中ですが…。全く畑が違って、使う筋肉も違う感覚というか…。さらにソロでは僕に来るエナジーに、1人で返していかなければいけないので…。改めてボーカルの皆さんにはリスペクトの気持ちです」とパフォーマーとの違いも実感してきた。
それでも全ては「ファンの皆さんとの距離を縮めたい」という思いだ。これまでグループでのステージでも思いは届けてきたが「自分のことを応援してくださっている方々しかいない空間で、自分の言葉で思いを届けられる空間っていうのは、これまでそういう機会はあまりなかったので、とてもうれしいです」。
実際、ライブ中盤には、ファンとの質疑応答コーナーを設けてコミュニケーションも図った。「僕が12年間やってきて、今まで芸能界で自分なりに感じてきた価値観や意見もあります。自分のライブだからこそ言うことも変わってくるし、そういう部分も、ファンの皆さんにとっては喜んでもらえるとうれしいです」。
もともと好奇心旺盛で、アルバムでもアートワークを手掛けるなど、ライフワークと位置付けるソロプロジェクトを充実させつつ「シンプルにファンの皆さんと会える場所が増えていくという、ポジティブな活動になっていくと思っています」と今後も歌っていくつもりだ。
10日にデビュー12周年を迎える。歌手としては“新人”でも、デビュー当時と違うのは、活動を通じて自信を持たせてくれたという「ファンの方が最初からいてくれること」だ。「僕の人柄みたいなところが、すごく感じられる空間になると思います」と話す、12月27日の地元名古屋での千秋楽公演までの10都市11公演も、ファンと一緒に走りきる。【大友陽平】
◆岩田剛典(いわた・たかのり)1989年(平元)3月6日、愛知県生まれ。10年11月、三代目 J SOUL BROTHERSとしてデビュー。14年4月からEXILE兼任。同年、俳優活動を本格化させ、18年に「去年の冬、きみと別れ」などに出演し「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」で石原裕次郎新人賞を受賞。昨年9月にソロ歌手デビュー。今年はNetflixドラマ「金魚妻」や映画「ウェディング・ハイ」「死刑にいたる病」「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」に出演。血液型B。



