嵐の松本潤(39)が「日曜日のヒーロー新春特別編」として、単独インタビューに応じ、8日スタートのNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8時)への思いを語った。
大河初出演で初主演。8月に40歳となる節目の1年で「不惑」の境地に達するのか。乗り越えた先には“新しい景色”が待っている。【取材・横山慧】
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-撮影開始から約半年が経過しました
松本 大体半年くらいのこの辺で1回疲れとかで落ちるタイミングが来ると聞くんですけど、現状は全然大丈夫です! むしろ、こうしなきゃとか、こういうことやりたいとか、熱みたいなものがあって常に戦っている感じですね。
-タイトルにもある通り、徳川家康が何度も選択を迫られるストーリーです。8日放送の第1話「どうする桶狭間」では、若かりし「松平元康」時代の頼りない一面も見られます
松本 最初はそうですね。(脚本の)古沢(良太)さんも「か弱いプリンス」と形容していて。現状、天下取らなそうでしょ?(笑い)。俺も「これマジで取れんのかな?」って思ってるんですけど。まあそれも古沢さんの計算でしょう。
-有村架純さん演じる瀬名から「弱虫、泣き牛、鼻水たれですもんね」と言われるシーンも
松本 しかもそれをすぐ認めちゃうんですよね。
-ここまで情けない役は珍しいのでは
松本 そうかもしれないです。でも抵抗はないですね。彼自身はとにかく弱いんですよ。特に元康時代はすごく繊細で、本当は虫を殺すのも嫌いというか。できたら、木彫りのお人形を並べて遊んでいたい人。でもやっぱり戦国時代に生まれてしまったからこそ戦わなきゃいけなかったり。その葛藤みたいな。それを今の時代にどう見てもらえるか。
-演じるにあたっての意識は
松本 最初はリアリティーとコメディーのバランスをどこまでやるのか迷いました。でも実際に現場入って、特に徳川家臣団と言われる人たちとみんなで集まって撮影して、コメディータッチのところは、芸達者なみんながちゃんと引き受けてくれて。俺はここまでやればでいいんだ、みたいなバランスが分かっていきました。
-家康について、古沢さんが「信長や秀吉に比べてなぜか人気がないような」とコメントしています
松本 僕もそうでした。実際歴史の教科書に出てくる家康像とか、いわゆる“たぬきオヤジ”、したたか、ずる賢い、棚ぼた、みたいな言葉で形容されるイメージがやっぱりあって。しかも肖像画を見ても、たとえば北大路欣也さんとか、西田敏行さんとかがやってピッタリだなって思って。だから大河主演のオファーが来て、しかも徳川家康ですって聞いた時は、「なぜ私が!?」っていう感でした。本を見てから、何となく納得はしましたけど。
-選択を迫られながらも成長していく家康を演じます
松本 現代の日本と比較した時に、圧倒的に「死」が身近にある世界観なんだと思っていて。戦国時代って、一歩間違えば死んでしまうというか、生きるか死ぬかの究極の選択を常にしなきゃいけない。どちらかは生きる道、どちらかは死ぬ道という。だから、選択する時の熱量みたいなものがないと。なんとかしてもがいて、その圧倒的に生き残りたいと思っている熱量をすごく大事にしています。それがないと、ちょっとつじつまが合わないというか、ただか弱い本当にどうしようもないやつになってしまうので。
-1年かけて、少しずつ成長していく家康が見られそうです
松本 天下を取るまで、本当に少しずつですけどね。(2へつづく)
◆松本潤(まつもと・じゅん)1983年(昭58)8月30日、東京都生まれ。96年ジャニーズ事務所入り。99年11月、嵐としてシングル「A・RA・SHI」でデビュー。「花より男子」「失恋ショコラティエ」「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズなどのドラマをはじめ出演多数。173センチ。血液型A。
○…妻となる有村とのエピソードを聞かれ、松本は「彼女世代のおっとり代表みたいな人ですからね。芝居をしていても、それ以外の時の姿も」と前置きしつつ「瀬名と同じように芯がある人だと思うし、空気を読むのがすごい上手な方だと思います」と答えた。「時として攻めることもあるし、攻守のバランスがすごくいい人です」と明かした。
○…ジャニーズ事務所の先輩で、織田信長役で共演する岡田准一(42)について松本は「本当に勉強になったり、刺激をいただくことが多いです。それは、家康とは切っても切れない関係の信長を演じているからこそ感じるものもあると思います」と明かした。「今現場がこうだから、自分がこう動いたほうが僕がやりやすいだろうなっていうことを瞬時に察知して、いろいろ動いてくれたりして…先輩としてフォローしてくれます」と感謝した。



