竹野内豊(52)が6日、東京ドームシティホールで行われた主演映画「イチケイのカラス」(田中亮監督、13日公開)完成披露試写会に登壇。フジテレビ系で21年4月期に放送された連続ドラマの撮影中は「映画化は考えられなかった」と感慨深げに語った。一方で、22年7月15日から9月13日まで行われた撮影中、暑さのあまりに立てこもったことを西野七瀬(28)に暴露? された。

竹野内は劇中で、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を去って2年、熊本から岡山県瀬戸内ののどかな町に再び異動になっていた裁判官の入間みちおを演じた。トークの中で、みちおを裁判官に導いた東京地裁第三支部第一刑事部長・駒沢義男を演じた小日向文世(68)が「ドラマの時、本当に1、2話、田中監督の下、時間がかかって本当に大変…この先、どうなるんだろうかと正直、ウンザリだった」と、田中監督がドラマの撮影時から演出が厳しかったと振り返った。その上で「映画化は、まさか、なると思っていなかった。うれしい反面、また田中監督のあの現場が始まるのかと思ったが…面白い。見応えがあります。たくさんの人が見てくれたら第2弾、田中監督の下で、なるかもしれない」と語った。

小日向の話を前で聞いていた竹野内は、笑いながら「連続ドラマの撮影中は、映画化というのは本当に考えられなかった。こういう形で実現できたのは、連続ドラマの応援してくださる多くのファンの皆さんの、応援がなかったら出来なかったと思う。皆さんに感謝しております。本当にありがとうございます」とファンに感謝した。映画第2弾の可能性について聞かれると「そうですね。楽な撮影はないんでね。ぜひ、楽しみにしたいですね」と期待感を口にした。

一方で、西野からは「入間みちおさんと、竹野内さんの、イコール感が私的にはすごくて」と評された。その上で「急に『そろそろ撮影、やります』って時に、竹野内さんがフラッと歩いて行って、部屋に入ってガチャンと鍵をかけちゃった。ガラス越しにニコニコして…みんな、エッ? って感じで『開けてください』と」と突っ込まれた。

竹野内は「カメラが、たまたまあって、みんなが並んでいた背中越しに大きなガラス戸があった。そこに、暑かったので、もしかしたら、ガラス1枚、向こうは涼しいかも知れないと入って…。すごく暑かったんで『撮影は、もうやらない』と」と笑いながら振り返った。

さらに、西野から「何秒間か、立てこもられました」と指摘されると、竹野内は「でも本番は全部、ちゃんと、しっかりやりました」と念を押すようにフォローしていた。

「イチケイのカラス」は、18年から「モーニング」(講談社)で連載された、浅見理都氏の同名漫画の実写化作品。全11話の連続ドラマとしてフジテレビ系・月9枠で放送された際は、日本の民放連続ドラマ史上初めて刑事裁判官を主人公にしたことが話題となり、最高視聴率は13・9%を記録した。

映画では、入間みちお(竹野内)が岡山県瀬戸内ののどかな町に再び異動になって早々、平凡な主婦が史上最年少防衛大臣に包丁を突きつけたという傷害事件を暗闘。事件の背景には、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故が関係していた。不審点だらけの衝突事故。みちおはもう一度調べようと動きだす。だが、イージス艦の航海内容は全て国家機密。みちおの伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵であり、さらに最年少防衛大臣・鵜城英二(向井理)が立ちはだかる物語。

完成披露試写会には黒木華(32)斎藤工(41)山崎育三郎(36)柄本時生(33)田中みな実(36)津田健次郎(51)尾上菊之助(45)吉田羊、向井理(40)が登壇した。