落語家の三遊亭好楽(76)が24日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金午後1時)に出演し、昨年9月に肺がんのため72歳で亡くなった三遊亭円楽さんが落語界に残した功績について語った。

司会の黒柳徹子(89)から「円楽さんは落語界の境界線をなくしたいって」と切り出されると、好楽は「それは私も前から言ってたんですけど、彼は実行しましたね。それをその通りに。私はあの人とあの人の落語に行きたいって言ったって、協会が違うから出られないなんてそんなのおかしいじゃないですか。それをこの人がその柵を取って、『みんな一緒にやりましょう』って一番先にやった人ですね」と語った。

「落語協会、(落語)芸術協会なんてそんなものしないで、垣根を外してみんなで平等にやろうって言ったからさ、私もそういう考えだったから、それはいいなって言って、そうしたらこの人プロデュースやってくれて」と円楽さんが落語界に起こした革命について説明した。

黒柳が「なかなか言い出せないですもんね」と言うと、「口では言うんですよ。一緒にやった方がいいよって言うけど、その人が実践してやることなんてないんですよ。彼はちゃんと堂々とやった」と円楽さんの偉大さを語った。