浪曲師の澤雪絵が、俳優森田健作(73)がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(日曜午前6時30分)にゲスト出演することになり31日、都内のスタジオで収録に臨んだ。

浪曲は明治の終わりごろから盛んとなり、現在まで継承されている伝統芸能。心情を節で語る語り芸で、浪花節とも呼ばれる。

澤によると、浪曲の題材は幅広く、古典では「忠臣蔵」があり、「岸壁の母」や「清水次郎長伝」も扱う。さらに、チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」を脚色して、小学校で演じたこともあるという。

三波春夫さんの「世界の国からこんにちは」を3歳の娘に聞かせたところ、すぐに覚えたことから三波さんのことを調べ、浪曲の世界にたどり着いた。東京・浅草の「木馬亭」に聴きに行き、06年10月に、浪曲界の第一人者の澤孝子さんに入門。亡くなるまで16年間、学んだという。

澤は2月22日に「風の演歌節」で歌手デビュー。ジャンルは浪曲J-POP演歌としている。

放送は2月19日。