タレント伊集院光(55)が19日放送のニッポン放送オールナイトニッポン55周年記念「伊集院光のオールナイトニッポン」(午前11時)に出演し、33年ぶりの復活となった同番組出演のきっかけを語った。

いきなり「どうしよう。どうする何しゃべる。どうする、どうすんの?」と動揺した様子でスタートした伊集院。「久々にニッポン放送に戻ってきまして『オールナイトニッポン』となると、怒られる側なんだよね。怒られた記憶しかない」と振り返り、「伊集院光といいます」と、ややよそよそしくあいさつすると、出演の決め手について「ひとつは高額なギャラ。家族を人質にとられていること」と冗談をまじえた。

ただここでモードを変え「大きな決め手になったのは、死ぬ前に『伊集院光のオールナイトニッポン』という僕のタイトルコールで(オープニング曲)ビタースウィート・サンバ(Bittersweet Samba)が流れるっていうのを経験しておきたくて」と熱弁。「僕は実はオールナイト1部をやったことがなくて。当時2部、(午前)3時からの枠しかやったことがなくて。1部はタイトルコールで『ビタースウィート・サンバ』が出るんですよ。2部はタイトルコールで自分たちの好きな曲が流れて、エンディングで『ビタースウィート・サンバ』なんですよ」と説明した。

伊集院は少し照れた様子で「だからその…憧れなんですよね」と一言。「僕は2軍だったから。育成、背番号3桁のやつだったから。何人かはそこから出世して東京ドームでホームラン打ったりするんですけど、僕は2軍で『悪くないんだけど……長打力あるんだけどねぇ~、足がねぇ~って』って言われて引退しているんで。やったことがないんですよ」と感慨深げに回想。「オープニングでタイトルコールする前に長くしゃべるな、っていう説教もすごいされたよね」と自虐しながら、「やろっかな~、やっていい? やるよ、やるよ。これ済んじゃったらすぐ死んじゃったっていいんだから」と壮大に前振りし「行きます! 人生初! 『伊集院光のオ-ルナイトニッポン!』」とタイトルコール。終えると、達成感たっぷりの様子で「もうタクシー呼んでもらっていい。やり残したことはない」と語った。

90年代にANNや「伊集院光のOh!デカナイト」などで人気を得て以降、ラジオパーソナリティーの先頭に立ってきた伊集院。一時はニッポン放送とのいざこざも伝えられたが、近年は同局へのゲスト出演機会も増える中、33年ぶり番組でラジオ愛にあふれたオープニングを披露し、開始直後から「#伊集院光ANN」がトレンド入りした。