タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校109期生40人の卒業式が2日、兵庫県宝塚市の同校で行われた。
今年も卒業生・在校生ともに事前のPCR検査で陰性を確認。コロナ禍以降の卒業式にならい、生徒1人に保護者2人までに絞るなど、出席者数を削減。原則として「マスク着用」での式典も、卒業生のみ「入場してから着席後にはマスクを外すことを認める」とし、マスクなしで卒業証書などを受け取った。
式典に先立ち、成績上位4人がコメントを発表。首席の娘役志望、河谷杏実(かわたに・あみ)さん(兵庫県宝塚市)は、2年の学びで、一番の思い出に「同期生と涙しながら歌ったこと」をあげ、「一度見たら目が離せないような舞台人になりたい」と誓った。
元星組トップ安蘭けいの「スカーレット・ピンパーネル」を見て、宝塚を志したといい、あこがれの先輩には「元星組の安蘭けいさんと柚希礼音さん」。現役生からは、華やかなダンスが群を抜く花組トップ柚香光の名前も口にした。同時に、娘役としての目標には、宙組トップ娘役の潤花をあげ「潤花さんの気品が目標です」とした。
コロナ禍の中、入学し、卒業を迎えたことには「行事や日々のレッスンすべてが当たり前ではないことを実感し、舞台に立たせていただけることがどれだけ貴重なことか、身をもって学びました」と振り返った。
今年も国歌・校歌の斉唱はなく、事前収録した音源を使用。かつては卒業式典終了後の名物セレモニーだった、在校生から卒業生へのブーケ贈呈について、今年も取りやめ。宝友会会長として、劇団OG未沙のえるが祝辞を述べた。
109期生は、競争率17・4倍の試験をへて、21年4月に入学。予科、本科と2年にわたり、日舞や洋舞に歌、芝居や、一般教養なども学び、2月24~26日にはその集大成となる「文化祭」を宝塚バウホールで上演していた。
109期生はこの後、宝塚歌劇団で入団式に臨み、芸名を名乗る。4月22日に宝塚大劇場で開幕する雪組公演で初舞台を踏む。



