作家今村翔吾氏(38)が、第15回を迎えた「角川春樹小説賞」の選考委員に就任したことが24日、分かった。

同賞は光り輝く原石を発掘するため1999年(平11)に創設された。今村氏自身も18年に「童の神」で第10回の大賞に輝き、その後の直木賞受賞につながった思い入れの深い賞だ。

今村氏は「このたび、角川春樹小説賞の選考委員に、新たに加わることになりました。かつて、自分も通った道ということもあり、身が引き締まる思いです。真摯(しんし)に向き合っていく所存です」とコメント。

同賞の選考委員はほか、小説家北方謙三氏(75))今野敏氏(67)と角川春樹氏(81)が務めている。現在、2次選考を行っている。