歌手近藤真彦(58)が頸椎(けいつい)症性脊髄症の手術を受けることが7日、分かった。

8日から都内の病院に入院、手術を受けて18日に退院予定。20日から大分・日田市のオートポリスで予選、決勝が行われる、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦でKONDO RACINGの代表兼監督として復帰を目指す。

歌手としては6月10日に東京・明治神宮軟式野球場で開かれる「葉加瀬太郎 音楽祭」にゲスト出演して復活する予定だ。7月19~21日には東京・かつしかシンフォニーヒルズでバースデイライブを開催する。

近藤は約10年前から手の震えやしびれに悩まされていた。頸椎症性脊髄症は、加齢などにより頸椎の椎間板や骨が変形して神経が圧迫されることで起こる。歌手としてステージ上でマイクを落としそうになることもあったという。近藤が代表を務めるMKカンパニーでは「今現在、具合が悪いということではありません。将来的なことも考えて、スケジュールが空いたこの時期に、しっかり検査を受けて手術をしようということです」と話している。

近藤は2021年4月にジャニーズ事務所を退所。同年11月から歌手活動を再開して、精力的に活動している。

KONDO RACINGは、4日に静岡・富士スピードウェイで決勝が行われたスーパーGT第2戦GT300クラスで今季初優勝。リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rでポール・ポジションからスタートした、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと名取鉄平が2位と0・597秒差の接戦を制している。

近藤は4月、元F1パイロットの中嶋悟氏の公認として、日本レースプロモーション(JPR)の取締役会長に就任。歌手とレースの“二刀流”に万全の態勢で臨むための手術となる。

◆頸椎症性脊髄症 加齢により椎間板が薄くなり、神経周囲の頸椎の骨に骨の棘(とげ)ができて脊髄を圧迫する。主な症状は、手足のしびれや痛み、細かい手の動きが不器用になる、歩行バランスが悪くなり足がもつれるなど。エックス線撮影やCT、MRIなどで検査が行われ、痛みがひどい場合や、日常生活に支障があれば手術を要する。

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