乃木坂46などの演出家を務めるSEIGO氏が23日、自身の所属する会社の公式サイトで、「メンバーの容姿に対する不適切な発言があったことを認めます」などと謝罪した。

「5/21(日)に放送されたNHKラジオ第1『らじらー!サンデー』におきまして、私が乃木坂メンバーに対して『容姿を否定する発言』や『落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言』を行なったとのコメントがございました」と記し、「この点に関し、私はメンバーの容姿に関する不適切な発言があったことを認めます」とつづった。

「メンバーには,日頃から『しっかり踊れ!』『ダラダラやるな!』と厳しい指導をさせていただいたこともありました。モニターに映る笑っていないメンバーに対して、『ブスな表情をするな!』と不適切な言葉で指導した事もございました」と明かし、「これによって傷ついたメンバー及びそのファンの方々、こういったお話を聞いて気分を害された全ての方々に深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

その上で「ただ、乃木坂46の公式HPにアップされている通り、『落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言』は一切しておりません」と説明。「皆様もご存じの通り、2022年8月29日に掛橋沙耶香さんがパフォーマンス中に1塁ベンチから転落する事故が起きました。翌日に自分からメンバー全員に対して『転落させてしまったのは僕の責任です。大変申し訳ございません。』と謝罪をさせて頂きました」と伝えた。

「今回のコメントをした早川聖来さん本人は、当時休業中でライブ会場にはいなかったため、僕の気持ちを伝えきれていなかったことが、今回の件につながってしまったように思います」と推し量り、「ただ、メンバーを誤解させてしまったこと自体に私の責任があると感じており、この点についてもお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」とあらためて謝罪した。

最後に「私は乃木坂のお仕事を離れますが、引き続き乃木坂46の応援をお願いいたします」とつづった。

今月21日、早川はNHKラジオ第1「らじらー!サンデー」で、「演出さんのSEIGOさんって人がいるんですけど」と切り出し、「超“ドS”なんですよ。結構『死ね』とか、『ブス』とか『お前1人いなくてもいい』とか…」と明かし、「今回のライブのリハで、『沙耶香が事故ったのはお前らのせいだ』とか言われて…」などと発言していた。

これを受けて23日、乃木坂46の公式サイトでは「SEIGO氏本人及びスタッフ、メンバーに聞き取り調査を行った結果、SEIGO氏の言動や指導において、一部行き過ぎた点があったことを確認致しました」と報告。「掛橋沙耶香のステージ転落事故を引用して『掛橋沙耶香が落ちたのはお前らのせい』という発言を行った、という点につきましては、事実とは異なっておりました」とした上で、「SEIGO氏より辞任の申し出があり、当社と致しましても7月から開催予定の真夏の全国ツアー2023より、演出家の変更を決定致しました」と伝えていた