ジャニーズ事務所の前社長の性加害問題を受け、7月1日付で社外取締役に就任するWBC侍ジャパンのヘッドコーチ白井一幸氏(61)が日本テレビ系列の札幌テレビ放送「どさんこワイド179」にVTRで出演し、就任の経緯や今後について語った。一問一答は以下のとおり。

 

-就任の経緯は

4月の終わりに私の関係者から会って欲しい人がいるんだということで、それは誰でしょうか? と言ったら、会うまではなかなか言いづらいということで、直接会って話すということで。今回ジャニーズ事務所が大変なことになっている。立て直すために社外取締役を探している。その中で白井さんが適任ということで依頼したいと話をもらった。(ジュリー社長から?)その時はジャニーズ事務所のジュリー社長の近い関係者から説明を受けた。

-衝撃的事案になったが、受けようと思った理由は

正直言って私も芸能界のこと本当にわかりませんし、ジャニーズのことも全く詳しくないので、果たして私が社外取締役になって力になれるかどうか。

-具体的にはどんなことを

取締役会に出るだけでなく、ジャニーズの経営者やジャニーズに所属するタレントのみなさんに研修をしたり、コーチングをしながら、会社の体質を変えていく。もっともっと透明感のある会社に変えていくための研修の担当を担う。それなら形だけでなく実際に活動できるということで私もお願いしますということで。普通の社外取締役とはちょっと違う形になるかもしれない。

-スポーツ界から芸能界へ

もともと私は17年に(プロ野球の日本ハム)ファイターズを退団したあと、18年からは企業で人材育成やチームビルディングの研修講師を5年にわたってずっとやってきている。スポーツにおいても、企業においても、チームビルディングは全く同じ。よりよりチームをつくることが成果、結果につながる。これは野球もビジネスも同じと私自身が実感している。今回芸能界は初めてだが、芸能界も1つのチーム。チームとしてどうあるべきかという点で、これまでの経験をいかしながらジャニーズの立て直し、私は力になれるという手応えを感じている。

-ゴール地点は

透明性ある企業になっていくことが必要だと思う。今、多くのジャニーズファンが不安に見守っている。ジャニーズ、ジャニーズのタレントを応援するファンのみなさんが安心して応援できる、やっぱりジャニーズ事務所、タレントはすごいと思ってもらう事務所になること。そのために今いるタレントがジャニーズで働けることを誇りに思い、事務所を信頼していると全員がなっていくことがゴールだと考えている。