サッカー元日本代表DFで解説者の中澤佑二氏(45)が28日、都内のスペイン大使館で行われた、三国ワイン「ロジャーグラート」公式アンバサダー就任式に出席した。
ロジャーグラートは、スペイン・カタルーニャ州を中心に製造されているスパークリングワイン「カバ」のブランドで、1882年(明15)にアルト・ペネデス地方サン・エステベ・セスロビレスで創業した名門生産者。日本では97年から販売を開始し、プレミアムカバのカテゴリーでトップクラスの売り上げを誇る。
中澤氏は、現役時代は食事をはじめ、日々の生活から非常にストイックだったことで知られ、飲酒したことがなかった。「僕にとっても大きな1歩。現役の時、アルコールを飲んでこなかった人間なので、お仕事をもらったのは大きな1歩。ワインが似合う男として、日の丸を背負った時と同じように全てを背負って生きていきたい」と、公式アンバサダー就任の抱負を語った。
既に、芸能界において、公式アンバサダーとして“初仕事”したことも明かした。「ダウンタウンの浜田(雅功)さんにお会いした時、1個、お渡ししたので、お口に合ってくれれば…。いろいろな方に渡していきたい」と、芸能界での普及に強い意欲を示した。
中澤氏は、1996年(平8)に埼玉県立三郷工業技術高を卒業後、ブラジルにサッカー留学し、アメリカFCに加入。98年にJリーグのヴェルディ川崎(現J2東京ヴェルディ)と練習生契約し、翌99年にプロ契約を勝ち取ると、定位置を確保。シドニーオリンピックを目指すU-23(23歳以下)日本代表に召集される躍進を見せ、02年にはJ1横浜F・マリノスに移籍。19年1月に現役を引退するまでJリーグで593試合に出場し、178試合連続フル出場の記録を持つ。また日本代表でも98年にデビューすると、02年のワールドカップ日韓大会の出場は逃すも、06年ドイツ大会、10年に南アフリカ大会に出場するなど、通算110試合に出場した。
そうした20年にわたるプロサッカー選手としてのキャリア、ストイックな姿勢が、140年守り続けてきたブランドの理念とと合致することが、ロジャーグラート公式アンバサダー就任に繋がった。中澤氏は「DFとして日本のゴールを守り切ったご縁で、お声をいただきました」と就任に感謝。「皆さん、ご存じだと思いますけど、現役の時は代表でもクラブでも、守ることを長所の1つとしてやってきた。食生活も早寝早起きも、出来る限り崩さずに現役のスタンスでやっていきたい」と、引退後も生活習慣は維持していると強調。一方で「僕の、たかだか(現役生活)20年と(ロジャーグラートの創業)140年は懸け離れている。尊敬しています。20年…薄っぺらですよ。トルシエ監督との確執があって、いざこざからのスタート」と笑った。
キャンペーン向けの撮影を振り返り「雰囲気作りからヨイショしてもらって…。素人の僕が指がつりそうなくらい、グラスからこぼさないように心がけたのが、この指。ここ…指だけの、こだわりがすごい」と撮影時のこだわりを強調した。
トークの中で、三国ワインの須佐敏郎マーケティング部長から「衣装を切り替えるたびに、歌を歌われる」と撮影の舞台裏を“暴露”された。中澤氏が「勝手に安室奈美恵さんの曲を流して歌っていた。大好きなんで。最終的には、三国ワインさんがベストアルバムを流してくださった」と照れ笑いを浮かべると、須佐部長も「メドレーですね」と笑みを浮かべた。
中澤氏は「趣味でも仕事でも、こだわりを持つ方に飲んでいただきたい。こだわった製法を気に入ってくださるのではないか?」とアピールした。商品にちなみ、至福の時は? と聞かれると「(横浜時代に)中村俊輔ら、年の近い選手と風呂で勝利を語り合うのが至福の時」と現役時代を振り返りつつ、現在は「は家族と一緒…ただの普通の時が至福の時」と笑みを浮かべた。【村上幸将】



