ワタナベエンターテインメント所属の土佐兄弟が1日、都内の「Zepp Shinjuku」で「土佐兄弟のぶちアゲ文化祭2023」を開催した。
昨年、大盛況だった「土佐兄弟の青春文化祭2022」がパワーアップして帰ってきた。会場は今春オープンしたばかりの「Zepp Shinjuku」。同会場でお笑い芸人が主催するイベントは本公演が初だった。
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オープニングアクトを飾ったのはFRUITS ZIPPER。「原宿から世界へ」をコンセプトに、多様なカルチャーの発信地、個性の集まるファッションの街“原宿”から「NEW KAWAII」を発信。代表曲でMV再生数1413万回の「わたしの一番かわいいところ」や「ハピチョコ」など計4曲を披露。会場に来ている観客を巻き込み最高のスタートを切った。
その後、文化祭の理事長を務めた阿部寛(VTR出演)が開会宣言。会場はスペシャルゲストに驚きの声が響き、本人登場のあおりで場内の期待が膨らむ中、登場したのは、予想外のラパルフェ都留、一瞬会場の熱が下がったが、お決まりの持ちネタ「お前ら全員…、東大に行けぇ!!」とあの名セリフを完全再現。会場は裏切りからの逆転で一気にボルテージが上がった。
お笑いブロックでは、トップバッターにぱーてぃーちゃんが登場し、信子ランドに迷い込むというネタを披露。2組目は四千頭身の3人が息のあった漫才を見せ、3組目はちゃんぴおんずが会場を巻き込みながらどんどん笑いを生んでいきました。続いて4組目は芸歴23年目のクールポコ。が大先輩の意地を見せた。
同ブロック、ラストを飾るのはもちろん土佐兄弟で、代名詞でもある小栗旬のモノマネネタ。途中、弟の有輝が「せっかくのZepp Shinjukuの広い舞台だから、助走つけるわ!」といったん舞台袖にはける。
モノマネしながら出てくるかと思いきや、登場したのは今回の超スペシャルサプライズゲストとして本物の小栗。一瞬何が起こったのかわからない会場からは驚きと大歓声が巻き起こった。
その後、何事もなかったように”小栗のモノマネをする本物の小栗”というシュールな光景が繰り広げられ、有輝と小栗が入れ替わる度に、兄の卓也も「もう有輝いらないよ! 今誰も見たくないから!(笑い)」と思わずツッコみを入れた。
ネタが終わると大きな拍手が鳴り響き、卓也は「いやー。まじですごいよ。皆さんもびっくりしたでしょ?」と大興奮。小栗は、「以前僕のファンミーティングで土佐兄弟がMCを務めてくれて、その恩返しです!」とおとこ気あふれすぎる出演の経緯を説明。さらに、「でも本当に呼ばれると思ってなくて、コイツらすげーなって(笑い)」と会場を笑わせた。
これに有輝は「1回バカになったつもりで言ってみたら、まさか出てくれると思わなくて(笑い)しかもネタも完璧に覚えてきてくれて…」と感慨深い様子だった。
お笑いイベントにめったに出演することがないという小栗が、最後までサービス精神あふれる姿を見せた。
その後の企画コーナーでは、岡崎体育とwacci橋口が乱入。岡崎が「昔からお笑い芸人のゲームコーナーをやってみたいと思っていた!」とまさかの提案。橋口も「僕やってみたくて…」と賛同するも、卓也は「絶対無理やりやらされてるだろ!」とツッコミも。岡崎の希望もあり、本日登場した芸人と、FRUITS ZIPPERが再登場しゲームスタート。
ここで、インフルエンサーのねおも進行に加わり、赤ゼッケンの岡崎チーム、青ゼッケンの有輝チームに分かれて3つのゲームで対決。芸人の平場の絡みに岡崎さんも「この感じ!!この感じがやりたかったの!」と終始ハイテンションだった。イヤホンガンガン伝言ゲームでアーティストと芸人のガチンコバトルが繰り広げられるも、勝利したのは有輝チーム。音楽ブロックでは、wacciと岡崎体育が参戦、お笑いブロックの時とは違い本業アーティストとしての本領を発揮した。
wacciは、第64回日本レコード大賞「優秀作品賞」を受賞し、ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)挿入歌として注目を集め、“令和を代表するラブソング”としてヒットを続けている「恋だろ」を始め驚異のロングヒットとなっている「別の人の彼女になったよ」「最上級」を披露した。
岡崎はTikTokでブレイクした楽曲「なにをやってもあかんわ」を中心に「Voice OF Heart」「Open」「Call on」を持ち味の盆地テクノを生かしたパフォーマンスで盛り上げた。
そして、エンディングでは、主催者の土佐兄弟も文化祭を締めくくるべく、岡崎さんからアドバイスを受け、制作した完全オリジナルソング「バズリ節」を披露。慣れていない部分もあったが無事に歌い上げた。
イベントの締めは、昨年同様に副理事の横浜流星からメッセージ動画が流された。VTR内の最後に来年の開催発表が宣言されると、「おおおーーー!」と大きな歓声が上がり、有終の美を飾った。
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イベント終了後、有輝は自身のインスタグラムストーリーズ機能で「僕にはたくさんの友達がいます 世界一幸せです」と観客バックの集合写真と、土佐兄弟と小栗のスリーショットを投稿し、喜びを爆発させた。
▼卓也のコメント
-終わった感想
「率直に超絶楽しかったし、タイトル通りぶちアガりました」
-印象に残ったパート
「全て思い出深いですが、ハイライトとしては小栗旬さんがスペシャルゲストとしてご出演頂いたことです。音楽の歌唱の部分は最後歌詞が飛んでしまったのが悔しくて…。でも、皆さんの助けがあって成り立っているなと感じました」
-今後の展望について
「どんどん違うことにチャレンジしていきたいですね。野外フェスやまったく違う演目などに挑戦したいです」
▼出演者
SPゲスト:小栗旬
VTR出演:阿部寛・横浜流星
出演:土佐兄弟・岡崎体育・wacci・FRUITS ZIPPER・クールポコ。・ちゃんぴおんず・ぱーてぃーちゃ
ん・四千頭身・ねお