フリーアナウンサーの三雲孝江さんは27日、TBS系「ひるおび」に出演し、石川県の馳浩知事が17日の講演で東京五輪の招致活動をめぐり「官房機密費」を使ったと発言した後に全面撤回したことについて「いろんな意味で、ツッコミどころがあまりにも満載」と指摘。苦言を交えてコメントした。

三雲さんは「自分の手柄話をどうしても言いたくなったという感じだが、ここに出てきたことはこれから問題になることだし、それを(発言後)一切しゃべりませんよというのは、もしそういう判断をした人が知事だとしたら、それもまた問題」と、馳氏の資質にも言及。「いろんな意味でツッコミどころがあまりにも満載」と指摘した。

また「いろんなもののベールが少しずつはがれていったり、国民が再度、(五輪の)あり方を考える機会になったかなと思う」とも指摘した。

馳氏は17日に東京都内で講演した際、東京五輪招致をめぐり、当時の安倍晋三首相から「金はいくらでもある。官房機密費もあるから」と告げられたとし、国際オリンピック委員会(IOC)の委員約100人への贈答品として、1冊20万円でアルバムを製作したと発言。「(発言内容の)メモを取らないで」とも述べていた。しかし、同日中に発言を全面的に撤回するとしたコメントを発表。「私自身の事実誤認もある発言だった」として謝罪した。その後も発言を撤回したことを理由に、この問題について質問が出ても回答を拒否している。

官房機密費は使用した場合でも領収書が必要なく、年間に12億円使えるともいわれる。馳氏は東京の五輪開催が決まった2013年当時、自民党で東京五輪の招致推進本部長を務めており、招致活動に奔走していた。