タレントのテリー伊藤(74)が23日、東京・銀座でセクシー女優10数人やセクシー男優田淵正浩(56)らAV関係者とともに「『AV新法』を改正し、AV業界を崩壊の危機から救いたい」デモ行進に参加した。その後、有楽町駅前で署名を呼びかけた。

22年に施行されたAV新法は、契約書の交付、契約から1カ月間の撮影禁止、撮影終了から4カ月間の公表の禁止などを義務化している。事情をよく理解しないままAV出演させられてしまうなどの被害の防止が目的だが、従来AVに携わっている出演者、制作者などからは弊害もあると改正を望む声が上がっていた。

デモ行進を終えたテリーは「AV新法は2年前に、深く精査しないでできてしまった。実際にできてみると、新人と何年もやっている方が同じ扱いになっている。家族を養っている方などが(従来通りに)仕事ができなくなってしまった」と話した。

そして「ホストで金を使って借金を抱えてAV業界入りしようとする人は“闇のAV業界”へ流れてしまう。アメリカの禁酒法時代のマフィアと同じ。新人女優を保護するためと言いながら、違うところに行ってしまっている。いいところもあっって契約書だったり、1カ月の規定で深く考える機会もあるようになった。これはいいところだけど、悪の部分もある。海外のAVに行って、もっと悲惨な状況になってしまうことになりかねない。AVも立派な職業なのに、みんな収入がなくなってしまう。コロナの時にレストランとかは補償があったけど、彼女たちにはない。補償に関して話があってもいいと思う」と弊害を指摘した。

テレビのバラエティーの“天才ディレクター”として知られたテリーだが「僕も物作りの仲間。AVのカメラマン、制作者の仕事がなくなって、たくさんの人がAV新法に疑問を持っている。改正してほしい」と話した。

大手AVメーカー、ソフト・オン・デマンド(SOD)の創業者で、日本テレビ系「マネーの虎」の審査委員を務めた高橋がなり氏(65)は、テレビのディレクター時代にテリーの弟子だったことで知られている。

テリーは「今朝も電話で話しましたよ。連絡を取っています。10年くらい前までは泣く泣くAV業界に入るのもあったけど、今は憧れを持って入るのが普通になっている。クリエーターとして作品を作っていく意識も強い。みんなピュアで踏ん張っている。助けてあげたい」と話した。