どの業界にも当てはまるのかもしれないが、特にアイドル界には「ファンは推しに似る」という言葉がある。時代によって定義などが違うので一概には言い切れないが、ざっくりまとめると「アイドルと、そのアイドルを応援するファンは、趣味や興味を持つことが近かったり、人柄やパーソナリティーも似てくることが多い」ということだ。以前、日向坂46時代に影山優佳(23)がサッカー番組で「結構、傾向としてあるんですよ」と説明していたこともある。

この“格言”を、元乃木坂46の高山一実(30)と「QuizKnock」の「ふくらP」こと福良拳(30)の結婚発表であらためて思い出した。七夕の7月7日朝、2人はSNSを更新し結婚を正式に発表した。

実は前日6日の夜、高山はファンクラブサイト内で、日頃から自身を応援しているファンに一足早く結婚を報告していた。SNSが広く普及した現代、たちまち情報が拡散されてしまう可能性もあったが、高山のメッセージを見たとみられるファンたちは公の正式発表まで決して「結婚」という直接的な単語を使うことはなく、SNSで温かいコメントをつづっていた。

「かずみんの幸せがかずみん推しの幸せです…!」「どんな高山一実さんでもずっと大好きです」「一生僕らはかずみん推しなので」「改めてかずみん推しっていい人ばっかりだなぁ」

11年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格し、心優しい人柄と場を和ませるムードメーカー的なキャラクターで長く愛された。卒業した21年まで、参加した全28作のシングルで選抜入り(ちなみに28作連続選抜入りは秋元真夏に並ぶグループ記録)。ファンだけではなくメンバーやスタッフからも慕われ、結婚発表したインスタグラムの投稿には同期や後輩メンバーからの祝福コメントが相次いだ。

高山は結婚発表で「大好きな皆さんへ。今後も温かく見守っていただけたらこれ以上の幸せはありません」とあらためてファンに伝えた。ちなみにふくらPは高山について「芯がありながらも柔らかい方で、いつも刺激と笑顔をくれる存在です」と表現している。若者にも人気の爽やかビッグカップルには、これからも温かい心を持った“推しに似たファン”たちがついている。【横山慧】