元厚労官僚で神戸学院大学教授の中野雅至氏(61)が13日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時、正午=関西地区)に出演。自民党総裁選へ出馬の意向を固めた林芳正氏について言及し、私見を述べた。

番組では、総裁選に出馬する意向の林氏、高市早苗氏、小泉進次郎氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏の5人について、それぞれの強みや弱みなどを分析。

下馬評では高市氏、小泉氏が有力視されている。

中野氏は「(10月4日の投開票まで)1カ月でしょ? 長いでしょう? しかも最近、ネットがすごい力を持っているから。世論って、高速オセロみたいに変わるんですよ。1日でバーッと目まぐるしく全然風向きが変わってくる」と話し、「野党の協力とか、与党の一致で言ったら、意外と林さんが出てくるんちゃうかって感じもしてて…」と述べた。

故安倍晋三元首相が「アベノミクス」で経済政策を打ち出した際に、若い世代からの支持を得たとして、「あれ、雇用とやっぱり賃金なんです。そういう経済政策を考え付くとしたら、意外と林さん。霞が関でも評判が高いんです、林さんは。話が早いし飲み込みが早い」とも。

「参議院は当分、少数与党でしょ。そう考えるたら、意外と野党ともうまくいくってことで、林さんで落ち着くという可能性もなきにしもあらず」と言うと、ノンフィクションライターの石戸諭氏も「少なくとも、バランス感覚がある人でいきましょう、っていう考えにいくんだったら、ってことですよね」とうなずいた。

MCのフリーアナウンサー石井亮次(48)は「小泉さんは出ないのかな、っていうのはあったんです。小泉さんは出ず、小泉・林連合で林さんを推すって。そういうことにならなくなってきたでしょ?」と首をひねると、中野氏は「なりたいんですよ、総理大臣に。なんだかんだで、歴史の年表の名前を残したいんですよ、みんな、誰だって」と苦笑。

石戸氏も「チャンスが来る時なんて、そんなにないから。若いからチャンスがあるかっていったら、この後、自民党が政権を維持できるかどうかも分からないっていう状況の中でいえば、今のうちになっとけっていうのは、これはもう道理」と語った。

また、これまで閣僚の不祥事などのたびに、林氏が後任を務めてきたことに触れ、石井が「林さんは少数与党の時の、めっちゃいいリリーフピッチャーでしょ?」と野球に例えた。

中野氏は「大臣って原稿棒読みで国会答弁を乗り切れるっていうけど、結構難しい質問ってあるんですよ。共産党とかツッコミ激しいから、二の矢、三の矢、四の矢用意しても次のが来るから。それを林さんって、大臣変わってスッと答えるから。飲み込み能力がすごいんですよ」と話した。

さらに石井が「自民党は負けてるわけですよ。少数与党ですから。野球でいうと5対3ぐらいで負けてる。6回ぐらいで負けてる。でも逆転を目指して、でも点を抑えなあかんねん、みたいなピッチャーが必要っていうこと」と言うと、中野氏も「9回は小泉が出てきて。6、7、8(回)は林で抑えてえな、みたいな。これですよ」と笑いを誘っていた。