ミュージシャンで音楽プロデューサーの近田春夫(74)が23日までに、X(旧ツイッター)を更新。メタルダンスユニットBABYMETAL(ベビーメタル)をめぐる音楽評論家で作詞家の湯川れい子さん(89)の発言に反応した自身の投稿について謝罪した。
近田は「BABYMETALに関する湯川れい子さんの発言に全く同感であるといったことをXに投稿して以来各方面から強く反発を受けた件に関して、少し遅くなりましたが音楽に携わるものとして沈黙は良くないと思い、筆を取った次第です」と投稿の経緯を説明。「まず大前提として、僕は湯川さんのいわんとしていることをディテールではなくもう少し大意/全体で捉えて、感想を述べました。それは表現者の主体性に関する話です。BABYMETALでイニシアティブを取っているのは誰なのか?」と提起した。
続けて「このコンセプト/アイデアが彼女たちから生まれたものならそれは素晴らしいと思います。そうではなく、この企画のために-誰かに-彼女たちは集められ、用意されたバックバンドの仕事に合わせて歌と踊りを披露しているのだとしたら、勿論それはそれとして立派な娯楽表現だけれど、サウンドそのもの、あるいは演奏者に意味を求めるようなある種ロック的な? 人間からするとあまり興味は行かないなぁ、というような趣旨の話を湯川さんはされていると僕はとらえ、思わずそれは全く同じです、と呟きたくなったのでした。今もそれは変わりません」と真意を説明した。
近田は「ただ、あらためて湯川さんの発言を読み返すとたしかに言い回しにキツいところもあって、ことにファンの人たちがアタマに来るのもわからないわけではありません。ですが湯川さんが決してケンカを売っている訳ではないのも同時にわかるとは思います」とコメント。さらに、湯川さんの投稿が、音楽評論家ピーター・バラカン氏の過去発言を引用していることを念頭に「またピーターバラカンさんの発言からの引用の部分ですが、こちらは、僕としては一種キッチュ、キャンプ、といったあるいはbadの文脈で捉えておりまして、目くじら立てるほどのものではないとあらためて思っております」とした。
その上で「いずれにせよ、僕が軽い気持ちで呟いたことで.湯川さんバラカンさんに余計なご迷惑をおかけしてしまったのは事実です。この場をお借りしてお詫び申し上げたいと思っております」と締めくくった。
この騒動は、湯川さんが16日にXに投稿した内容が発端。「BABYMETLが好き、と公表している私にも、ピーター・バラカンさんの意見は良く分かります」とバラカン氏の過去発言に言及する中で、BABYMETALについて「人形浄瑠璃のように、3人のメンバーの後ろで音を出しているのは、姿を隠している男のミュージシャン達です。では彼女達は何かと言ったら、綺麗、可愛い、振りが上手い。私はまるで卑弥呼のような、彼女達の強烈な美しさと若さに惹かれて、それを評価している1人です。でも、それって決して音楽的な実力でも、魅力でもありませんよね。実にジェンダー的な、水商売的な評価だとも言えるでしょう」と解説していた。
この投稿に対し、BABYMETALファンからは厳しい批判が相次いでいたが、、近田は「全く湯川さんと同じ意見です」と投稿していた。また「ピーター・バラカンの2016の発言に関しては不勉強にて今回初めて知りましたが、こちらに関してもそもそもの考えとして全く同じです」とつづっていた。バラカン氏は2016年にBABYMETALについて「評価できません」などとした発言が拡散されている。



