福士蒼汰(32)との福原遥(27)のダブル主演映画「楓」(12月19日)ジャパンプレミアが13日、東京・ユナイテッドシネマお台場で行われた。席上で、行定勲監督(57)が、1998年(平10)にリリースされた、スピッツの名曲「楓」を原案に映画を製作した舞台裏を明かした。
「楓」は、スピッツの8枚目のアルバム「フェイクファー」の収録曲で、98年にアルバムからシングルカットされ、その後、数多くのアーティストにカバーされながら、27年たった今も愛され続ける代表曲。福士は、事故で双子の弟・恵を失った涼を一人二役で演じた。福原は、残された恵の恋人・亜子を演じ、涼は亜子の前で恵のフリをしてしまうところから物語が始まる、切ない運命を描いたラブストーリー。自分を恵だと思い込む亜子の前で恋人として過ごす涼と、涼に秘密を抱えている亜子。真実を言えないまま引かれ合ってしまう2人を描く。
行定監督が、ラブストーリーの映画を手がけるには、興行収入85億円を記録した04年の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」以来だ。同監督は「『世界の中心で、愛をさけぶ』から20年たって、ラブストーリー…強い気持ちで挑んだ」と口にした。そして「プロデューサーから『スピッツ、好きですか?』と聞かれて『好きです』から始まった」と企画のスタートを明かした。スピッツのボーカル&ギター草野マサムネ(57)は1歳上で「草野さんと僕は1つ違い。青春だったし、僕は影響を受けている。プレッシャーは強かった」という。それでも「人が人を好きになる原動力…それだけでは伝わらないので、甘いだけじゃなく、ビターな部分を描くことができたろ思う。スピッツの世界を意識して、そうなったと思う」と作品に自信を見せた。
福士は「楓」について聞かれ「僕が5歳の時にリリースされましたが、当たり前のように知っていてカラオケでも歌っていた。その世界に入ってお芝居できるし、住人になるんだと感慨深かったし、ワクワクした」と口にした。福原は「小さい頃からたくさん、聞かせて頂いて大事なアーティスト。生まれた時にリリースされて運命を感じた」と続いた。そして「出てみたかった。たくさんの方に愛されている、不安も緊張もありましたけど、うれしかった」と映画に出演した思いを語った。
この日は、涼と恵と亜子の幼なじみで、全ての真実を知る一番の理解者、梶野茂を演じる宮沢氷魚(31)、涼を慕う後輩の遠藤日和を演じる石井杏奈(27)、子の行きつけの店の店長・辻雄介役を演じるTravis Japan宮近海斗(28)も登壇した。



