テレビ朝日の新木曜ドラマ「おコメの女 -国税局資料調査課・雑国室-」(8日開始、木曜午後9時)に出演する俳優の佐野勇斗(27)が、このほど日刊スポーツなどの取材に応じた。

同作は「税務調査最後のとりで」と呼ばれる国税局の資料調査課内の部署「複雑国税事案処理室(ザッコク)」を舞台に、主人公の米田正子(松嶋菜々子)を中心としたザッコクメンバーが悪徳脱税者を次々と成敗する。

難しい役を、スマートに演じ切る。佐野は東大卒で情報処理と計算能力に優れたスペシャリスト、笹野耕一を演じる。昨年からさまざまなドラマに出演し幅広い役を演じてきたが、「セリフが多い役は今まで何度もやってきたけど、今回は専門用語がかなり多い」とセリフの難しさを強調した。

続けて「1つ1つ調べて意味を知って、勉強にはなるけど、視聴者に分かるように説明するようなシーンも多い。本当に自分が分かっているように説明しないといけないので、受験生を思い出します」と話し、「他の作品とはちょっと違った覚え方になる。いつもなら2回か3回やれば大体覚えるけど、今回に関しては1週間なじませながら覚えています」と明かした。

笹野は、表では明るく振る舞うが、心を許す正子の前では素の暗い一面を見せることもある。佐野自身も「裏で会うとしゃべらないので、怖いと言われることがある」といい、「どちらかと言うと陰な方。プライベートでも陽の空気が苦手すぎて耐えられない」と意外な一面を明かした。

同作では松嶋や大地真央(69)高橋克実(64)ら豪華キャスト陣と共演。プレッシャーの大きさを問われると「セリフを一生懸命覚えて、完璧だと思っても、キャストの皆さんの前に立つと圧に押されて言えなくなることが何度もあった。そこは皆さんに苦言を呈したい」と苦笑いを浮かべた。「プレッシャーは大前提としてある」としつつ、「皆さんめちゃくちゃいい人で、人格者の集まり。長年活躍されているだけあって、本当に仏のような方ばかり」とスター俳優らとの共演を喜んだ。

2025年はさまざまな作品で活躍した佐野が、今年は「おコメの女」でさらに輝く1年の幕を開ける。【野見山拓樹】