南沙良(23)が17日、東京・新宿ピカデリーで行われた出口夏希(24)とのダブル主演映画「万事快調<オール・グリーンズ>」(児山隆監督)公開記念舞台あいさつに登壇。ラストの爆発シーンで、本番でリハーサルを超えた爆発が起こり「焼け死ぬかと思った。体験したことがない熱さで、背中が焼けたかと確認しました」と生々しく吐露した。

「万事快調<オール・グリーンズ>」は、第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅氏の同名小説の映画化作品。南はラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈(うっくつ)とした日々を送る朴秀美、出口は陸上部のエースでスクールカースト上位に属しながらも家庭では問題を抱える映画好きの矢口美流紅、吉田美月喜(22)が岩隈真子を演じた。3人は自分たちの夢をかなえるため、未来が見えない町とおさらばするために一獲千金を狙うしかないと同好会「オール・グリーンズ」を結成。危険な種子を栽培する不適切な禁断の課外活動を行う物語。

南は、冒頭のひと言あいさつの際、宙に猫パンチ? を放った。出口と吉田も見つめる中「抜け毛が…ちょっと、ごめんなさい」と、抜け毛があり、キャッチしようとしたと明かし、笑った。

印象的なシーンを聞かれると、南は「最後の爆破のところ」と即答。「1回、テストをやって、熱いけど我慢できた。本番が、レベルが違うくらい熱くて…焼け死ぬかと思って逃げた」と振り返った。「あんなに、熱いと聞いてなかった。熱くてビックリした。あんな、燃えるって聞いていなかった。体験したことがない熱さで、背中が焼けたかと確認しました」と、昨日のことのように熱く語った。児山隆監督も「俺も聞いていなかった。効果(のスタッフ)が全然、これくらいというけど、カメラの後ろにいても熱かった」と、うなずいた。

舞台あいさつの最後に、同監督からのサプライズの手紙が読み上げられた。その中で、南は「18年ごろ、自分の映画すら撮ってないときにお仕事した。こちらの期待を超えてきた。いつか映画を撮りたいと思った。(中略)クランクアップの時『この5年くらいで1番楽しかった』と言われた。あの時、天才だと思った人は、考える努力の人だと理解しました。朴を演じられるのは南さんしかいない…映画を見て確信しました」と、たたえられた。「あっつい…汗かいちゃったね。うれしいですね。面白くしたいと皆、思っていたし、形になってうれしい。監督に伝わってたのがうれしい…あっつい」と感激していた。

この日は、朴秀美に恋心を抱くラッパー仲間ジャッキー役の黒崎煌代(23)と主題歌「Stranger」を書き下ろした音楽ユニットNIKO NIKO TAN TANも登壇した。

◆「万事快調<オール・グリーンズ>」 ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈(うっくつ)とした日々を送る朴秀美(南沙良)と陸上部のエースで社交的スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(出口夏希)は、未来が見えない町で暮らすどん詰まりの日々の中、朴が地元のラッパー佐藤(金子大地)の家で危険な種子を手に入れる。その出来事をきっかけに、同級生で漫画に詳しい毒舌キャラ岩隈真子(吉田美月喜)岩隈の後輩で漫画オタクの藤木漢(羽村仁成)らを仲間引き入れ、同好会「オール・グリーンズ」を結成。この町を出ていくには、一獲千金を狙うしかないと学校の屋上で種子の栽培に乗り出し、禁断の課外活動を始める。