28日に乳がんのため死去した歌手川村カオリさん(享年38)の通夜が30日、都内の聖ニコライ堂で営まれた。仏教での通夜はロシア正教ではパニヒダ(徹夜祷)と呼ばれ、棺(ひつぎ)の周りに100本以上のろうそくがともされ、親族、友人ら約700人の参列者は、赤いバラと白いユリを献花した。遺影は、1月に撮影した5月発売の新アルバム用の宣伝写真だった。20年来の友人のタレント松尾貴史(49)は「パッと起きてきそうなぐらいきれい(な顔)でした。数カ月前に病室に見舞いに行ったときも、ケタケタ笑って、大丈夫だなって思っていたのに…」と悼んだ。前夫のギタリストのMOTOAKI、小2の長女のほか、南部虎弾、杉本哲太らが参列した。31日正午から同教会で葬儀・告別式が営まれる。

 [2009年7月31日8時18分

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