<1>4馬身差・98年グルメフロンティア
前走は芝2000メートルの中山金杯を勝利。ダートでも4勝していたとはいえ、近4走は芝で、しかも前走で重賞勝ちとなれば、主戦場は芝のイメージだった。
ところが、道中は16頭立ての6番手を手応え十分に追走。直線は上がり最速36秒7の脚で突き抜けた。6番人気を覆す圧勝劇。今もフェブラリーSの最大着差として残っている。
2着はメイショウモトナリ。
<2>3馬身差・06年カネヒキリ
単勝2・7倍の1番人気。鞍上・武豊騎手に導かれ、中団の外を追走すると、直線も外から悠々と抜け出した。上がり最速34秒7の脚で、ペリエ騎乗の2着シーキングザダイヤに3馬身差。好位勢が上位を占めた中で、1頭だけ後ろから差し切り、決め手の違いを見せつけた。
<3>2馬身半差・10年エスポワールシチー、20年モズアスコット、22年カフェファラオ
エスポワールシチーは単勝1・7倍の圧倒的人気に応える快勝。2着テスタマッタと3着サクセスブロッケンはさらに3馬身半差。4着馬はさらに5馬身も後ろだった。
20年モズアスコットは初ダートだった前走・根岸Sからの連勝で戴冠。18年安田記念に続き、芝&ダートG1制覇を成し遂げた。
22年カフェファラオは、逃げ粘る2着テイエムサウスダンを上がり最速34秒3の脚でかわし去った。鞍上・福永騎手は今年のフェブラリーSがラスト騎乗で、連覇がかかる(騎乗馬はオーヴェルニュ)。